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カテゴリー「KT88組立」の10件の記事

2016/08/19

KT88プッシュプルアンプ 組み立て(アンプ部3)

配線作業に入ります。



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ケースを組み立てた後は半田ごてが入りません。予めサイドパネルに線材を半田付けしていきます。線材の長さは適当です。






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ケースを組み立てます。天板はサイドパネルにはめ込みです。サイドパネル間をねじで止めていきます。






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内部シャーシを取り付けます。






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まずヒータ周りの配線を行います。






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出力トランス周りの配線を行います。






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真空管周りの抵抗を半田付けした後、プリント基板の端子台へ線材を接続(ねじ止め)して配線終了です。



2016/08/16

KT88プッシュプルアンプ 組み立て(アンプ部2)

アンプケースに部品を取り付けていきます。


サイドパネルにRCA入力コネクタ、スピーカーターミナル X3、±75V&±15Vコネクタ、+465Vコネクタ、ヒータ電源コネクタを取り付けます。
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仮組みです。
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内部シャーシに真空管のコネクタと端子盤を取り付けます。
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内部シャーシとプリント基板を取り付け、干渉しているところがないか確認します。
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出力トランスの出番です。
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天板に出力トランスを取り付けます。
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2016/08/12

KT88プッシュプルアンプ 組み立て(アンプ部)

タカチのFC(FCS)シリーズはサイドパネルの内側にレールが切ってあります。これにナットホルダーとナットをはめ込み、固定用板金をねじ止めしてシャーシやプリント基板を固定する為のベースを設けることができます。ケース外部にネジが出ないので、スマートな外見が実現できます。



ナットホルダーとナット、固定用板金、ネジの4点セットです。専用のシャーシには必要個数付属していますが、プリント基板用に別途購入しました。10セット入りで¥1110(定価)です。
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ナットホルダーにナットをはめ込んだところです。
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ナットの入ったナットホルダーをレールにはめ込みます。
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固定用金具をねじ止めします。
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アンプケースのサイドパネルに合計8個の固定用金具を取り付けます。プリント基板はスペーサを使って少し浮かせることにしました。
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2016/08/09

KT88プッシュプルアンプ 組み立て(電源部)

電源ケースへ部品を組み付けます。

前パネルです。スイッチとランプを取り付けます。
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後パネルです。左からACインレット、ヒータ電源コネクタ X2、+465Vコネクタ X2、±75V&±15Vコネクタ X2を取り付けます。
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サイドパネルに±75V安定化基板と±15V安定化基板を取り付けます。
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もう一方のサイドパネルには、+465V整流コンデンサの電荷を放電するためのメタルクラッド抵抗とバイアス用の+55V安定化基板を取り付けます。
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トランスを除くすべての部品を取り付けたところです。
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配線途中の写真です。
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2016/08/05

KT88プッシュプルアンプ 組み立て(プリント基板2)

絶縁シートですが、TO220やTO3Pのような定型サイズはネジやワッシャとセットにして販売されています。今回の使用したLM49810のような素子は自分で製作することになります。
下の写真は用具一式です。絶縁シートは信越化学のTC30AG1/8です。250mmX160mm、厚さ0.3mmでマルツ電波から購入しました。写真右の穴あけパンチはPOLARIS 3454です。M3のネジを通すのに最適な3.2mmの刃が用意されています。東急ハンズで購入しました。


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LM49810用のシートを4枚作成しました。穴あけのセンター位置がつかみづらく失敗作の方が多かったです。
Pt02





半田付けが終了したアンプ基板です。
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オペアンプ用電源の整流基板です。
Pt04






±15V安定化基板です。
Pt05






+465V安定化基板です。
Pt06







2016/08/02

KT88プッシュプルアンプ 組み立て(プリント基板)

プリント基板に部品を挿入して半田付けします。

工具一式です
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部品のリードは治具を使って曲げます。使っているのはサンハヤトのリードベンダーRB−5です。
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整流基板に半田付けしています。コテ先を部品のリードと基板のランドとの両方に当て、十分に熱したところでハンダを流し込みます。
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半田付けが終わりました。フラックスで汚れています。
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洗浄剤を使ってフラックスを除去します。フラックスを除去した後の整流基板です。
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洗浄には写真中央の太洋電機産業(goot)のBS−R20Bを使いました。現在は販売終了になっていて、代替品はBS-W20Bです。
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正直言って、代替え品はダメダメです。フラックスを少し柔らかくする程度の効能しかなく、洗浄剤とは言えないような気がします。主な成分は下記の通りです。

 BS−R20B : イソプロピルアルコール/トルエン/キシレン
 BS-W20B : メタノール/酢酸エチル/メチルエチルケトン

現在、一般人が購入できる洗浄剤の主成分はアルコールなので洗浄能力はとても低いです。別の用途に悪用する輩がいるので規制が入ったのか、人体への影響を考慮したのかは分かりません。
今後ですが、活性度の低いRMAタイプのヤニ入りハンダを使用し、見栄えが悪いのは我慢して無洗浄とするのが良いのかもしれません。能力の低いアルコール系の洗浄剤を使うと、かえって基板表面が汚くなってしまいます。





2016/07/29

KT88プッシュプルアンプ 板金加工(4)

穴あけが終了した電源ケースです。
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穴あけが終了したアンプケースです。と言っても、私が加工したのは底板だけです。
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アンプケースの内部シャーシですが、落とし込み構造をとっているので外側から少し見えてしまいます。アサヒペンのカラーアルミスプレーツヤ消し黒を用いて塗装しました。この部分の色を赤とか青に塗ったら面白かったのに...、と後から思いました。
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2016/07/26

KT88プッシュプルアンプ 板金加工(3)

KT88のソケットを取り付ける穴はΦ30です。今回はステップドリルではなくシャーシパンチを使いました。私が使っているのはHOZANのK−83です。今日はシャーシパンチを使った穴あけ作業の様子を紹介したいと思います。
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まず、センターボルトを通すためにΦ10の丸穴をあけます。
私が使っている電気ドリルでは、ドリル径8mmぐらいが限界です。これ以上の径では振動が大きくなって危険になります。そのような時はステップドリルを使うと安全に作業ができます。以前は8mmより大きな穴をあけたい時はリーマを使っていたので、今はずいぶん楽になりました。



下の写真は、10mmの丸穴にセンターボルトを通しウスとカッターをセットしたところです。右下がカッターで左上がウスになります。
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シャーシパンチの仕様はアルミで1.8mm以下となっています。穴を開けたいシャーシの厚みは2mmあるので、付属しているハンドルでは間に合いません。ハンドドリルの力を借りてハンドルの径を大きくし回転する力を増しています。
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ネジ切ったところでです。ネジ切った瞬間にふっと力が軽くなります。
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ネジ切った状態では、くり抜いた板金がウスとカッターの間に挟まっています。これを取り除きますが、厚い板ではなかなか取れなくて悪戦苦闘することがあります。
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ウスの側に若干のバリが出ますから、穴がそのままケース外側に露出する場合には注意が必要です。







2016/07/22

KT88プッシュプルアンプ 板金加工(2)

いつものように、ドリルスタンドをワークベンチに固定した作業台でドリル加工をしました。2mm径から1mm刻みでドリル径を大きくしていきます。



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丸穴はドリル径を変えていくことで所望のサイズが得られますが、角穴や変形の穴はちょっと大変です。今日はACインレットの穴あけ作業の様子を紹介したいと思います。



まず、角穴の外形線の内側に沿って2〜3mmの丸穴をあけます。私は3.2mmの丸穴を4mm間隔であけています。次に、丸穴と丸穴が繋がるように細めの丸ヤスリを使って削っていきます。
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角穴の内側が削り取れたところです。
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角穴の各面が滑らかになるように平ヤスリや半丸ヤスリを使って削っていきます。
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現物合わせをして問題なければ作業終了です。
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2016/07/19

KT88プッシュプルアンプ 板金加工

作成した設計図面に従い罫書き作業を行います。




内部シャーシの罫書きです。
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電源部側板の罫書きです。
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電源後パネルの罫書きが完了したところです。
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罫書きの次はポンチ作業です。
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ポンチ作業が終わったら、図面と現物のチェックを行ないます。
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