Phasemation PP-200
ケースは鮮やかなブルー。
カートリッジの色に合わせてヘッドシェルにゾノトーンのZSHELL10を選びました。このヘッドシェルは先端が丸くて、IKEDAのカートリッジに形状を合わせているのではないかと思いました。
ヘッドシェルにカートリッジを取り付けました。細かな点ですが、ヘッドシェルにローレットナットを添付しているのはポイント高いです。ねじ止めがとても楽になります。リード線とカートリッジ端子との噛み合わせもバッチリでした。
オーバーハングゲージを使って調整します。
ラックスマンのプレーヤーに取り付けました。
青い色が似合わないのではと心配しましたが、取り付けてみるとプレーヤーの上が華やかになった感じで好印象です。
音質ですが、とても高解像度でシャープに切り込んでくるような鋭さを感じます。ボーカルは細かな息遣いまで再生されます。低域の解像度も秀逸です。
◎ハーヴィー・メイソンの"Changing Partners Trios 2"です。
PP-200の高解像度が生きる好録音盤です。ヨーロッパ系のポロンポロンチ〜〜ンに飽きた方、ジャズはやっぱりガッツだぜと考えている方にぴったりの演奏です。
◎クレア・マーティンの"Almost In Your Arms"です。
歌物ですがバックの演奏がとても雰囲気良くかつ前面にフィーチャーされています。広帯域&高録音盤なので高性能カートリッジが真価を発揮します。
◎江藤良人の"Everything LOVE"です。
アナログレコードを前提にしてアナログテープで録音されています。先に紹介したハーヴィー・メイソンの盤よりさらにガッツあふれる演奏が展開されます。その中でもB面1曲目の「Dear Old Stockholm」が最大の聞き物です。曲冒頭から展開されるベースアルコの音、病みつきになります。
私がこれまで使ってきたPP-300との比較ですが、予想していた以上に大きな違いがありました。大袈裟かもしれませんが、PP-300からは音楽的感動が得られPP-200からはオーディオ的感動が得られるという感じです。価格差を感じるというのではなくキャラクターが違うという印象です。
PP-300は全体的に柔らかくソフトな音です。十分な解像度は持っているものの中低域に緩さがあって、これが曲によって不満になったり満足になったりすることとなります。それでも耳に馴染みやすい音で長時間音楽を聴くにはぴったりのカートリッジです。
PP-200は高解像度で切れ込み鋭く硬派な印象です。中低域の解像感は素晴らしくビシッとしまったドラムやベースの音を聴くことができます。一聴するとすごい高性能なカートリッジという印象ですが、長時間聴くと聴き疲れが生じます。ボーカルものは少しキツイかなという感じで、優しくうっとりというよりハッキリ明瞭にという音です。Technics SL-1300Gとの相性は良くありませんでした。
PP-200の音の印象は、ゾノトーンのヘッドシェルZSHELL10が影響しているのではないかと思い始めました。いかにも高剛性という外観をしているのでそう感じるのかもしれません。他のヘッドシェルで聞いたらもう少し優しい印象に変わるかもです。
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