Phasemation MC昇圧トランスT-550
この製品は1年半ほど前に入手したのですが、現在はこのトランスをアップグレードしたT-600が売られています。こちらの方が使い勝手が良さそうなので少し残念な気持ちになります。
フロントパネル側の写真です。
ラックに収まりました、少し窮屈ですね。ADコンバータを1段下げた方が良さそうです。
バックパネル周りの配線です、バランス受けアンバランス出力となっています。
フェーズメーションのPP-300を使いトランス有りと無しとの比較という形で試聴しました。
昔々聞いたデンオンAU-320の記憶があって、MCトランスを使うと音が丸くなって鮮度が失われると思っていました。しかし、T-550は違っていました。確かに差はあるのですが、パッと聞かされたらトランスを使っているのかどうか言い当てるのは難しいでしょう。
トランスを使った時の良い点の第一は音場の整理整頓です。例えば、ロッド・スチュワートの「he Great American Songbook Volume V」では、トランス無しだとオーケストラ演奏者とヴォーカルが散らばってバラバラに演っているように聞こえるのですが、トランスが入るとこれが整理整頓されて調和が取れた気持ち良い響きに変化します(ロッド・スチュワートのダミ声は少しマイナスですが..)。
良い点の第二は、表 現が難しいのですが音楽がフワッと優しく聞こえてくることです。ギーギーギスギスと言った類の音が緩和され、音楽のエッセンスだけが伝わるという感じです。テクニクスのSL-1300とデノンのDL-103の組み合わせでも、岩崎宏美の「Dear Friends」が気持ちよく聞けます。
よくない点はやはり音の鮮度感です。上記で差がないと書いてしまいましたが、オーディオ的な感動が欲しい時には自作ヘッドアンプを使った方が良いと感じました。手持ちのレコードを色々聞いたのですが、T-550と自作ヘッドアンプのどちらでも構わないソースが7割、T-550の方が良いと思えるソースが1割、自作ヘッドアンプの方が良いと思えるソースが2割でした。
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