6V6&7591ppーーJJ製7591ULppの測定
以下の測定はアンバランス入力を使っています。
(1)入出力特性
上の図はNFをかけない時のもので下図はNFをかけた時のものです。
最大出力は16W強ありますが、クリッピングポイントは15W付近と思われます。
ゲインはNFB無しの時30.6倍(29.7dB)、NFB有りの時8.4倍(18.5dB)でした。
NFB量は11.2dBとなります。
ゲインはシミュレーションの値より11%ほど低くなりました。ラジオ技術2005年4月号の記事でJJの7591はオリジナルと比べGmが10%ほど小さいと書かれていて、今回の製作アンプの結果とほぼ合致します。
(2)周波数特性
Analog Discoveryで測定した1W出力時の周波数特性です。上の図はNFをかけない時のもので下図はNFをかけた時のものです。
カットオフ周波数は、NF無しで87KHZ、NF有りで185KHzです。
(3)ダンピングファクタ
上の図はNFをかけない時のもので下図はNFをかけた時のものです。
ダンピングファクタは、NF無しで0.83/100Hz、NF有りで5.4/100Hzです。
(4)歪率特性
(5)ステップ応答
位相補償のコンデンサは47pFです。波形は左から100Hz、1KHz、10KHzとなっています。8Ωに100nFをパラった時のオーバーシュートが少し大きいですが、この程度であれば問題ないと思います。
NFなし 負荷4Ω
NF有り 負荷4Ω
NFなし 負荷4Ω+100nF
NF有り 負荷4Ω+100nF
(6)各部の電圧値
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