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2025/03/11

6V6&7591ppーー6V6GT(Electro-Harmonix)ULの測定

6v6gteh_measure00

 

 

以下の測定はアンバランス入力を使っています。

(1)入出力特性
上の図はNFをかけない時のもので下図はNFをかけた時のものです。

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最大出力は6W付近でクリッピングポイントは4W付近にあります。バイアス電圧が浅い分最大出力は小さくなります。
ゲインはNFB無しの時9.7倍(19.8dB)、NFB有りの時4.7倍(13.4dB)でした。
NFB量は6.4dBとなります。

 

(2)周波数特性
Analog Discoveryで測定した1W出力時の周波数特性です。上の図はNFをかけない時のもので下図はNFをかけた時のものです。

6v6gteh_measure03

6v6gteh_measure04

カットオフ周波数は、NF無しで87KHZ、6dBのNFで131KHzです。

 


(3)ダンピングファクタ
上の図はNFをかけない時のもので下図はNFをかけた時のものです。

6v6gteh_measure05

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ダンピングファクタは、NF無しで0.72/100Hz、6dBのNFで2.9/100Hzです。

 


(4)歪率特性

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NF6dB出力1W時の歪率は0.1%付近で、Standard Electricより良い特性です。



(5)ステップ応答
位相補償のコンデンサは100pFです。波形は左から100Hz、1KHz、10KHzとなっています。Standard Electricより安定なのではと思われます。

6v6gteh_measure09
NFなし 負荷4Ω

6v6gteh_measure10
NF6dB 負荷4Ω

6v6gteh_measure11
NFなし 負荷4Ω+100nF

6v6gteh_measure12
NF6dB 負荷4Ω+100nF


(6)各部の電圧値

6v6gteh_measure13

 

 

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