Denon DL-103
PD-171A付属のヘッドシェルに取り付けました。ネジはDL-103に添付されていたものを使っています。
針圧は2.5gです。フェーズメーションのPP300と比べカンチレバーが長いです。
フェーズメーションのPP300と比較試聴しました。
まず良いところですが、低域から高域までフラットに出ている感じでバランスが良いです。最近のカートリッジはエネルギーバランスが高域寄りに聞こえるので、DL-103が奏でる量感豊かな低域の再生音は貴重です。70年代の洋楽はとても楽しく聴けます。懐かしい音だな思うのはNHKのFM放送から流れていた音だからかもしれません。それとトレースが安定していてパチパチ音が少ないように感じます。
次に良くないところですが、解像度が悪いです。出てくるはずの(出てきてほしい)音が聞こえなくて何処か間違っていないかと取り付けを何度も確認しました。最近の優秀録音盤では早い音の動きについていけません。オーディオ雑誌で紹介されるマニアの方々はDL-103を愛用機にしていることが多いように思われます。何か使いこなしの秘訣があるのかもしれません。
今回のブログ記事のテーマではないのですが、レコード盤の品質がよくないという話をしたいと思います。
輸入盤ですが、セロファンで封がしてあっても、中に入っているレコード盤は中古品かと思うほど汚れていることが多々あります。また、最初からブチ、パチといった音が盛大に出る盤もあります。私が学生の頃は海外盤が1000円前後で買えたのでそれほど気にしていませんでしたが、今は5000円前後で販売しているのでなんとかして欲しいと思っています。
国内盤は良いのかというと、クリーニングが必要なほど汚れていたり溝と溝がくっついていて再生できなかったりという経験があります。必ずしも高品質とは言えないのではないでしょうか。
カッティングルームやプレス工場の環境はどうなっているのでしょうか。温度や湿度、塵埃について管理されているのでしょうか。音楽雑誌やオーディオ雑誌のような影響力のあるメディアがもっとレコード盤の品質について取り上げて欲しいと思います。
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