フォノケーブルの比較試聴
プレーヤーはLUXMANのPD-171Aです。
このプレーヤのトーンアーム出力は5ピンのDINタイプです。ケーブルの交換は容易なのですが、プレーヤー本体が重くて交換できるところまで移動するのが大変です。
まず最初はプレーヤー購入時に添付されていたRCAコネクタタイプのケーブルです。
カタログによるとOFC線材採用のフォノケーブルだそうです。このケーブルでだけ聴いていた時は音質の特徴がどうかということは分かりませんでした。しかし、今回聴き比べて分かったのは非常に高解像度で華やかな音色を持つ優秀なケーブルであるということです。PD-171Aは雑誌や評論家の視聴室で使われていて記事も多いのですが、ケーブルに不満があるというのを見たことがありません(気がついていないのかもしれませんが)。XLRコネクタにこだわらないのであれば交換する必要は全くないです。
次はPhasemationのCC-1000Dです。
信号ケーブルは0.32φ無酸素導線の7 本撚りとカタログに書かれています。使っているカートリッジと同じメーカーなので相性が良いのではないかという先入観がありました。音質ですが、解像感はプレーヤー添付のケーブルより劣ります。最初は滑らかな印象を持ちましたが、若干歪っぽさを感じます。長時間聴いていると少し疲れます。音色もちょっと暗いです。
3番目はZonotoneのShupreme TW-1です。
これは素晴らしいです。ボーカルと楽器それぞれが立体的に定位してステージ(音場)感がしっかり出て気持ち良いです。歪感がなくまろやかな音ですが解像感も合わせ持っています。それぞれの音がしっかり自己主張しているけどうるさくない、ボーカルはシルキータッチだけどで出しゃばらない程度に前に出てくる、ずっと聴いていたい、そんな気持ちになる音です。
試聴環境は下記の通りです。
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