アナログ基板の再設計ーーーADCの製作
変更点は下記の通りです。
(1)バランス信号の経路からゲイン調整ボリュームとボルテージフォロアを削除
(2)アンバランス信号の入力にゲイン調整ボリュームを設ける
(3)レベルシフト回路に-3dBのゲイン切り替え機能を設ける
(4)ゲインの切り替えスイッチをフロントパネルに設ける
(5)レベルシフト回路用の電圧を適正(1.25V)にする
(6)両面実装の4層基板とする
(7)抵抗にはVishayの薄膜チップ抵抗を使用する
(8)バランス回路のオペアンプは1回路入DIPタイプとする
今回の再製作のポイントは、(1)の変更でオペアンプの段数が2段から1段に減ったこと、(8)の変更でオペアンプの交換が可能になったことです。
用意したオペアンプは以下の7種類です。
TIのSoundPlusTM オーディオ オペアンプ
・OPA1611(Ultimate)
・OPA1655(Premier)
誰もが認める高音質オペアンプ、入手性が悪くパチモノ多し
・OPA627
根強いファンのいるオールFETオペアンプ、電源電圧±22V
・OPA604
0.9. nV/√Hzの超ローノイズオペアンプ
・AD797
0.85nV/√Hzの超ローノイズオペアンプ、電源電圧±22V
・LT1028
日清紡マイクロデバイスのプレミアムオーディオ機器向けオペアンプ、生産終了
・MUSES05
下図はアナログ基板の回路図です。
EAGLE7.4 Standard Editionで作成しました。
下図はアナログ基板のアートワーク図です。
第一層は部品実装/信号配線の面です。
第二層はグランドの配線に使っています。
第三層は電源の配線に使っています。
第四層も部品実装/信号配線の面です。
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