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2024/07/16

アナログ基板の再設計ーーーADCの製作

Cb01

上図に新たな回路構成図を示します。

 

変更点は下記の通りです。

(1)バランス信号の経路からゲイン調整ボリュームとボルテージフォロアを削除
(2)アンバランス信号の入力にゲイン調整ボリュームを設ける
(3)レベルシフト回路に-3dBのゲイン切り替え機能を設ける
(4)ゲインの切り替えスイッチをフロントパネルに設ける
(5)レベルシフト回路用の電圧を適正(1.25V)にする
(6)両面実装の4層基板とする
(7)抵抗にはVishayの薄膜チップ抵抗を使用する
(8)バランス回路のオペアンプは1回路入DIPタイプとする

今回の再製作のポイントは、(1)の変更でオペアンプの段数が2段から1段に減ったこと、(8)の変更でオペアンプの交換が可能になったことです。


用意したオペアンプは以下の7種類です。

TIのSoundPlusTM オーディオ オペアンプ
・OPA1611(Ultimate)
・OPA1655(Premier)

誰もが認める高音質オペアンプ、入手性が悪くパチモノ多し
・OPA627

根強いファンのいるオールFETオペアンプ、電源電圧±22V
・OPA604

0.9. nV/√Hzの超ローノイズオペアンプ
・AD797

0.85nV/√Hzの超ローノイズオペアンプ、電源電圧±22V
・LT1028

日清紡マイクロデバイスのプレミアムオーディオ機器向けオペアンプ、生産終了
・MUSES05



下図はアナログ基板の回路図です。
EAGLE7.4 Standard Editionで作成しました。
Sch01

Sch02



下図はアナログ基板のアートワーク図です。
第一層は部品実装/信号配線の面です。
Bdr01



第二層はグランドの配線に使っています。
Bdr02



第三層は電源の配線に使っています。
Bdr03



第四層も部品実装/信号配線の面です。
Bdr04





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