DDコンバーター GUSTARD U16
私の場合、PCオーディオを導入するに際し考えなければいけにことがあります。我が家のリスニング環境を補正してくれるデジタルイコライザーをどうするかということです。再生ソフトにプラグインを導入することも考えられますが、測定器を内蔵していて細かな調整が可能なアキュフェーズDG-58に敵うものは無い?ように思います。DG-58の入力は、アナログがRCAとXLRでディジタルが光とRCA同軸、なぜかUSBがありません。不思議なことに最新のDG-68にも備わっていないようです。
そこで登場するのがDDC(Digital to Digital Converter)です。これまで簡易的にNobsound社のU2を使ってきましたが、もう少しグレードの高い製品を使いたいと思うようになってきました。iFiの製品が良さげで販売店を探しましたが、すでに製造中止になっています。最近のディジタル機器はUSB入力を備えているのが当たり前になっているので、以前と比べ製品の数が少なくなっているようです。しばらく探しているとアマゾンでGUSTARD社のU16という製品が目にとまりました。ネットで検索してみると使っている人もかなりいるみたいです。デジタルからデジタルへ変換する機器で音質がどのくらい変わるのか興味のあるところです。
梱包箱です。
梱包箱を開け内蔵物を出した写真です。
正面から見たところです。
背面の写真です。
MacBookAirの横に置きました。
MACの環境設定を開きます。スピーカーの形をした”サウンド”アイコンをクリックします。開いたウインドウで、GUSTARD社のU16は”GUSTARD USB AUDIO”という名前になっています。”GUSTARD USB AUDIO”を選択します。
アプリケーションの中からユーティリティを開きます。キーボードの形をした”Audio MIDI”アイコンをダブルクリックします。ポップアップしたウインドウで”GUSTARD USB AUDIO”を選択します。
下の写真はNobsound社のU2をMacBookAirに接続したところです。
比較試聴は下記のシステムで行いました。
音質ですが、比較対象にしたU2は意外といけます。ボーカルの声はU2が健闘していると感じられます。ボーカルや楽器が単独で演奏されているパートで破綻はみられません。
しかし、U16が良すぎます。独特の解像感があって、楽器や音声を隅の隅まで描き出そうとします。ボーカルの声が空間にポッと浮いたように聞こえ、ハッとするような生々しさがあります。楽器間の分離も良いです。ベースとドラムスの低音部が重なっているようなところでも2つの楽器がちゃんと分離して聞こえます。U2の方は団子になって聞こえます。大橋祐子のワルツNO.4では右手と左手の打弦が明確でピアノのスケール感が感じら、オーディオ的快感が得られます。U2ではピアノの音に濁りがあり聞き苦しさ、圧迫感を感じます。
U2はデスクトップで音楽を気軽に聴くような用途には十分すぎる性能を持っていると思います。U16はびっくりするくらいの高音質と感じました。中華オーディオおそるべしです。
試聴ソフト
ジョルジュ・パッチンスキーの「Les Voix Du Silence」です。1曲目の”Le Chemin”はシンバルの音を確認するのにピッタリです。
スコット・ハミルトンの「Jazz at the Club-Live from Societeit De Witte」です。ボーカルの入った”Estate”がお気に入りです。
大橋祐子の「Waltz No.4」です。低弦の響きが良く捉えられています。
アルバムアートを掲載するためAmazonアソシエイトを利用しています。
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