MAC版 foobar2000 を試す
FLAC音源は解凍エンジンによって音が変わるということをOpenHome Playerを試聴して初めて知りました。そこで、他の解凍エンジンはどうなのだろうかということで、一昨年MAC版がリリースされたfoobar2000を試してみることにしました。foobar2000は、PCオーディオの話題が出ると真っ先に取り上げられる歴史ある定番ソフトです。無償で提供されています。Windows版はプラグインソフトを入れることにより何でも有りの多機能音楽ソフトに変身するそうです。今回は解凍エンジンが異なるとFLAC音源の音質はどう違ってくるのか、MAC版 foobar2000で確認したいと思います。
ホームページへ行きプログラムをダウンロードします。
ダウンロードされた”foobar2000-v2.2.6.dmg”を使いインストールを開始します。
アイコンをアプリケーションフォルダに移動します。
ソフトを立ち上げるとシンプルな音楽再生画面が現れます。
左ペインの上にある”Preferences”を開き”Output”で出力先を選択します。ネットワークでつながっているレンダラーとUSBでつながっているDACが表示されています。ここではUSBにつなげたDDCを選択しました。
再生する曲をプレイリストに追加します。ツールバーの”File”から”Add files...”を選択します。
ファイル選択画面が出ます。この中から目的の楽曲を選びます。アーティストの写真やアルバムアートを埋め込んであるのですが、この形式では全く表示されません。文字だけで曲を追っかけていくのは大変です。
ちょっと戸惑いながらも何曲かプレイリストに入れることができました。再生している楽曲のアルバムアートは、かろうじて判別できる大きさで左下に表示されます。
試聴は下記のシステムで行いました。
音質はどうだったかですが、OpenHome Player for OSX との比較になりますが、foobar2000の方が音楽を気持ちよく聞けるようです。音量を上げてもうるさく感じないのも良い点です。
・ボーカルはfoobarが柔らかで優しい表現である。
OpenHomeは少しハスキーで声を張り上げるようなところではきつく感じることがある。
・ピアノはfoobarがポロンポロンという響き重視の再現をする。
OpenHomeはカンカンという打鍵音中心の表現である。
・ベースはfoobarの方が輪郭がはっきりしていて他の楽器の音と明確な境界を構成する。
OpenHomeは量感重視でにじんだ印象を受けることがある。
・シンバルはfoobarの方が明瞭で音像が大きい。
OpenHomeはくもってはいないがスケール感が小さくなったように感じる。
foobar2000はOpenHome同様、ソースのサンプルレートが変わるとMACのAudioMIdiを手動で設定し直す必要があります。この点も含め、foobarの操作性は全く評価に値しません。20年数年前のWindows初期にタイムスリップしたかのようです。
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