コンテンツ

« EAGLE入門 第五章【ライブラリ】 標準ライブラリのデバイスを丸ごとコピーする | トップページ | EAGLE入門 第五章【ライブラリ】 三端子レギュレータ電源のデバイスを作成する »

2021/01/15

EAGLE入門 第五章【ライブラリ】 デバイスを新規に作成する

Photo_20210115065801


(11)デバイスを新規に作成する

EAGLEは回路図とボード図とが連携して動作しています。回路図の内容が逐次ボード図に反映される仕組みになっていて、それぞれ単独で変更することはできません。同じように、回路図で使用するシンボルとボード図で使用するフットプリントとの連携が必要で、デバイスの中で二者間の関係を定義します。

 

ここではルビコンのWXAシリーズのデバイスを作成し、その中で有極キャパシタのシンボルピンと直径18mmリードピッチ7.5mmのフットプリント端子とを関係付け、関係づけられたものが35V3300μFであることを明示します。

”Capacitor.lbr”をハイライトし、右クリックで表示されたメニューから”Open”を選択します。

Photo_20210115070001



ライブラリ管理ウインドウが開きます。ライブラリ管理ウインドウの上部ツールバーから”Device”アイコンをクリックします。

Photo_20210115070101



名称を入力するウインドウがポップアップします。「RUBYCON_WXA」と入力しました。”OK”ボタンをクリックします。
Photo_20210115070102
”Yes”ボタンをクリックします。
Photo_20210115070201
ライブラリ管理ウインドウがデバイスエディタの画面に変わります。サイドツールバーにある”Add Part”アイコンをクリックします。

Photo_20210115070202



シンボルを選択するウインドウがポップアップします。有極キャパシタシンボルの”POLARITY”を選択し”OK”ボタンをクリックします。
Photo_20210115070301

先ほど選択したシンボルがハイライトされ自由に動く状態で現れます。原点付近に移動させクリックして固定します。
Photo_20210115070302


(*)画面下にある”New”ボタンをクリックし、現れるメニューから”Add local package”を選択します。

Photo_20210115070401



フットプリントを選択するウインドウがポップアップします。”RADIAL_D18_P7.5”を選択し”OK”ボタンをクリックします。
Photo_20210115070501

画面右下にある”Connect”ボタンをクリックします。
Photo_20210115070502


シンボルのピン(Pin)とフットプリントのランド(Pad)とを関連づけるウインドウがポップアップします。ピンは”C$1.+”、ランドは”+”を選択(ハイライト)し”Connect”ボタンをクリックします。今回はピンとランドの数が少なく関連づける順番に並んでいますが、数が多い場合やピンとランドの順番が入り組んでいることがあります。慎重にこの作業を行います。
Photo_20210115070601

”C$1.-”と”-”を選択(ハイライト)し”Connect”ボタンをクリックします。
Photo_20210115070602

PinとPadのボックスに入っていたものがConnectionボックスに入ります。関連づけ内容を再度確認して”OK”ボタンをクリックします。
Photo_20210115070701

画面中央下にある”Prefix”ボタンをクリックします。
Photo_20210115070702


部品の記号名をつけるウインドウがポップアップします。キャパシタなので「C」と入力します。
Photo_20210115070801
画面右中央にあるペインに表示されているフットプリント名のラインをハイライトさせます。右クリックし表示されたメニューから”Rename”を選択します。

Photo_20210115070802



名称変更を入力するウインドウがポップアップします。「35V3300U」と入力します。
Photo_20210115070901上記(*)からここまで記述した作業を繰り返すことによって、耐圧や容量の異なるフットプリントを追加することができます。




説明文を入力します。下方ペインにある青色の”Description”をクリックします。
Photo_20210115071001


「Rubycon 105°C Low profile Aluminum Electrolytic Capacitors」と入力しました。
Photo_20210115071002

上部のメニューバーにある”Save”アイコンをクリックし保存します。

Photo_20210115071003



”RUBYCON_WXA”の右側ペインに作成したデバイスが表示されます。
Photo_20210115071101





« EAGLE入門 第五章【ライブラリ】 標準ライブラリのデバイスを丸ごとコピーする | トップページ | EAGLE入門 第五章【ライブラリ】 三端子レギュレータ電源のデバイスを作成する »

EAGLEライブラリ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« EAGLE入門 第五章【ライブラリ】 標準ライブラリのデバイスを丸ごとコピーする | トップページ | EAGLE入門 第五章【ライブラリ】 三端子レギュレータ電源のデバイスを作成する »