EAGLE入門 第四章【出図作業】 フリーのガーバービュアーソフト gerbvを使う
(4)フリーのガーバービュアーソフト gerbvを使う
メーカーへガーバーデータを送付する前に、その内容をチェックしておくことはとても大切です。設計の意図通り描かれているかレイヤー間のズレは無いか等を確認します。メーカーは元の設計図面ではなくガーバーデータを見て不具合を指摘してくるので、ガーバービュアーを持っていないと困ることになります。
ガーバービュアーにはインストールして使うタイプとWEBブラウザーから行うタイプがあります。今回はインストールして使うタイプの代表? grerbv を紹介します。
ダウンロードサイトにはMAC版とWindows版の両方あるのですが、MAC版はインストールがとてもややこしいのでここではWindows版をインストールします。
gerbv-2.6.1 を選択します。
gerbvinst-2.6.1.exe をダウンロードします。
前記ファイルを実行すると下図の同意画面がポップアップします。同意画面はこれを含め9つ出てきます。その後は、インストール場所を尋ねる画面が出てインストール開始画面が出てとWindows標準の手続きが続きます。
gerbv の実行ファイルは C:¥Program Files¥gerbv-2.6.1¥bin の中にあります。
gerbv のアイコンをダブルクリックしてソフトを起動します。
メニューバーの”File”から”Open layer(s)..."をクリックします。
ガーバデータの入っているフォルダからファイルを選択します。Zipファイルは読み込めません。ここではFusion PCBが提供するCAMファイルを使って生成したガーバデータを使いました。
下図は読み込んだ全てのファイルを表示しています。
下図は半田面パターンです。
下図は半田面レジストです。
下図はプリント基板外形です。
下図は部品面パターンです。
下図は部品面シルクです。
下図は部品面レジストです。
下図はドリルデータです。
次にP板.com提供のCAMファイルで生成したガーバーデータを読み込ませました。
P板.com提供の”gerb274x[2L].cam”で生成されたガーバデータとEAGLE標準搭載の”excellon.cam”で生成されたドリルデータはスケールが違うようです。ドリルデータだけが大きく表示されます。
私はこの組み合わせでユニクラフトとPCBgogoに発注したことがあります。何も指摘は受けませんでした。
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