EAGLE入門 第四章【出図作業】 P板.com提供のCAMファイルでガーバーデータを作成する
(2)P板.com提供のCAMファイルでガーバーデータを作成する
P板.comにはEAGLE用のCAMファイルが用意されています。
専用のフォルダ(ここではP-banとしました)を作成します。MACの場合は、アプリケーション¥EAGLE9.6.0¥examples¥cam¥examples¥Third Partyの下になります。Windowsの場合は、C:¥EAGLE9.6.0¥examples¥cam¥examples¥Third Partyの下です。
ダウンロードしたCAMファイルをフォルダに格納します。
EAGLEのボード図を開き、最上部のメニューバーから”CAM Processor”アイコンをクリックします。ボード図は EAGLE入門 第3章【ボード図作成】(18)三端子レギュレータ電源のパターン配線 その2 で作成したものを使いました。
CAM Processorウインドウがポップアップしますから、左上にある”Load job file”アイコンをクリックします。”System Examples” → ”Third Party” → ”P-ban” の順に開いていき ”gerb274x[2L].cam”を選択します。
P板.comのCAMプロセッサー画面に切り替わります。
下図は部品面パターンの内容を示しています。拡張子が .cmp で、変換されるレイヤーは〔1 Top〕と〔17 pads〕と〔18 Vias〕であることが分かります。
下図は半田面パターンです。
下図は部品面シルクです。
下図は部品面レジストです。
下図は半田面レジストです。
下図はプリント基板外形です。
画面右下の”Process Job”ボタンをクリックします。下図の警告ウインドウがポップアップします。”Yes”ボタンをクリックします。
”OK”ボタンをクリックします。
フォルダー内にガーバーファイルが生成されています。
P板.com提供のCAMファイルはドリルデータに対応していません。
EAGLEに標準搭載のCAMファイルを使ってドリルデータを生成します。ボード図を開き、最上部のメニューバーから”CAM Processor”アイコンをクリックします。
CAM Processorウインドウがポップアップしますから、左上にある”Load job file”アイコンをクリックします。”System Examples” → ”Legacy” の順に開いていき ”excellon.cam”を選択します。
ドリルデータ用のCAMプロセッサー画面に切り替わります。
画面右下の”Process Job”ボタンをクリックします。下図の警告ウインドウがポップアップします。”Yes”ボタンをクリックします。
ファイル名が同じという警告ですが、全く同じ内容のファイルなので”Yes”ボタンをクリックします。
”OK”ボタンをクリックします。
フォルダー内にドリルデータとドリルリストが生成されています。
生成されたドリルリストはインチなのでミリのドリルリストを生成します。ボード図を開き、最上部のメニューバーから”Run ULP”アイコンをクリックします。
ポップアップしたULPウインドウで”drillcfg”を選択し”OK”ボタンをクリックします。
下図のウインドウがポップアップします。”mm”にチェックを入れ”OK”ボタンをクリックします。
下図のウインドウがポップアップします。3-Terminal Regulatorボードには5つのドリル径が使われているのが分かります。
このウインドウは直接文字を書き込めるので、スルーホールかノンスルーホールかの情報を書き込みます。”OK”ボタンをクリックします。
保存場所とファイル名を選択するウインドウがポップアップします。これまで生成してきたガーバーデータと同じ名前/フォルダが表示されていることを確認して”Save”ボタンをクリックします。
フォルダー内にミリのドリルリスト(3-Terminal Regulator.drl)が生成されています。
製造メーカーにはZip形式で圧縮して図面を送付します。
CAMOutputsフォルダに入っているファイルは送付状に相当するものだと思います。ガーバーデータ生成に使うCAMファイルが違っても同じ内容で生成されることから、EAGLEの持つ基本機能なのかもしれません。
テキスト形式で、寸法や層数など基板に関する情報の他、名前やメールアドレス等の個人情報も入っています。EAGLEのライセンス認証を行う際に入力した情報を吸い上げているのだと思います。このファイルの入ったフォルダをネットその他に公開する際は注意が必要です。
CAMOutputsフォルダと拡張子が.gpiのファイルは必須ではありません。残り9つのファイルと、必要であれば送付状と外形図を加え圧縮します。
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