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2020/10/23

EAGLE入門 第三章【ボード図】 ポリゴンの詳細設定

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(16)ポリゴンの詳細設定

前回はポリゴンの基本的使い方について説明しました。今回は詳細設定について解説していきます。



◎ Select layer

ベタパターンを描く面を選択します。2層板では部品面(赤)と半田面(青)の2つです。

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◎ Select wire Bend

角の形状を6種類の中から一つ選択します。

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◎ Select or enter width

外形を描く際の線幅を選択又は入力します。注意しなければいけないのは、ベタパターンの外形は線幅の中心線で決まるのではなく、線幅の外側のラインで決まるということです。線幅もベタパターンに含まれると言った方が分かりやすいかもしれませんね。

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◎ Solid/Hatched

塗りつぶしをベタにするかハッチングにするかを選択します。

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下図はベタ(Solid)を選択した塗りつぶしです。
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ハッチングを選択する場合は目の細かさ(粗さ)を指定します。

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下図はハッチング(Hatched)を選択し、目の細かさを0.254mmに指定した塗りつぶしです。
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下図はハッチング(Hatched)を選択し、目の細かさを0.8128mmに指定した塗りつぶしです。
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◎ Thermals off/Thermals on

フットプリントのランドとベタパターンとの間を隙間なく埋めるか、半田付けの熱を逃がすための隙間を設けるかの選択です。

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下図は Thermals off を選択したものです。半田付けする際の熱がベタパターンに逃げてしまうので、熱量の大きな半田ごてが必要になります。
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下図はThermals onを選択したものです。通常はこちらを使います。ただし、追加したビアには隙間ができませんので注意してください。
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◎ Drop orphans/Keep orphans

パターンで囲まれている、あるいは隙間が狭いなどの理由でベタパターンとは電気的につながっていない浮島ができることがあります。浮島を許すか空白にするかの選択です。

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下図は Drop orphans を選択したものです。パターンで囲まれてるエリアが空白になっています。
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下図は Keep orphans を選択したものです。浮島ができています。何らかの手段で電気的に接続した方が良いと思います。
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◎ Select or enter isolate distance

ベタパターンと同一ネットではない配線、フットプリントの端子、ビアとの絶縁距離を選択又は入力します。

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下図は絶縁距離を0.254mmに設定したベタパターンです。
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下図は絶縁距離を1.016mmに設定したベタパターンです。
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◎ Select or enter miter radius/Straight miter wire/Round miter wire

ベタパターンの外形を描く際、自動的に角を取ってくれる機能があります。前回はベタパターンを描いてからRを付けていましたが、この機能を使えばその必要はありません。

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下図は Radius=0 とした時の角の描かれ方です。

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下図は Radius=2.54 とし、Straight miter wire を選択した時のものです。

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下図は Radius=2.54 とし、Round miter wire を選択した時のものです。

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