EAGLE入門 第三章【ボード図】 ビアを配置する
(12)ビアを配置する
電解コンデンサ等で異なるリードピッチの部品を実装できるようにしたい、電圧をチェックする電極が欲しい、空きランドが欲しい等々で回路図には現れない端子をビアとして配置したいことがあります。ここではボード図状にビアを配置しネット名を与える方法を説明します。
サイドツールバーから”Via”アイコンをクリックします。
”Select Via Shape”でビアのランド形状を選択します。正方形と円形、八角形の3種類から選べます。ここでは八角形を選びました。
”Select or enter via drill”でビアのドリル径を選択、又は入力します。ここでは0.8mmを選択しました。
”Select or enter via diameter”でビアのランド径を選択、又は入力します。ここでは2.54mmと入力しました。
ボード図上にハイライトされ自由に動くビアが現れます。配置する場所まで移動しクリックすると固定されます。コマンドボックスに直接座標を打ち込んでもよいです。空きランドの場合はこれで終了です。
ネット名を与えます。サイドツールバーから”Name”アイコンをクリックします。
Viaに与えるネット名を既存のネット名からコピー&ペーストします。まず、既存のネット名を有する端子もしくはAirwireをクリックします。ここではC1のマイナス端子をクリックしました。Nameウインドウがポップアップしますからインプットボックス内のネット名をコピーし、ウインドウを閉じます。
ビアの上でクリックします。Nameウインドウがポップアップします。
先ほどコピーしたネット名をペーストし、OKボタンをクリックします。
追加したビアとC1のマイナス端子間とがAirwireでつながっているのが確認できます。
(13)同一ネットをハイライトする
ボード図上で配線する端子がどこにあるか確認したい、配線済みのパターンを確認したいという時、端子やパターンをハイライトする機能があります。
サイドツールバーから”Show”アイコンをクリックします。
C1のプラス端子をクリックしました。配線されている箇所が全てハイライトされています。図には示しませんでしたが、回路図上の同一ネットも同時にハイライトされています。
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