EAGLE入門 第三章【ボード図】 配線
(10)配線
サイドツールバーから”Route Airwire”アイコンをクリックします。プルダウンメニュの一番上です。
”Select layer”プルダウンメニューから配線面を選択します。
”Select wire Bend”プルダウンメニューで配線の曲がり方を選択します。
”Select or enter width”で配線の線幅を選択、又は入力します。
”Select Via Shape”でビアのランド形状を選択します。正方形と円形、八角形の3種類から選べます。
”Select or enter via drill”でビアのドリル径を選択、又は入力します。
”Select or enter via diameter”でビアのランド径を選択、又は入力します。auto を選択した場合にどのような寸法になるかは (6)プリント基板仕様の読込み を参考にしてください。
配線していきます。起点となる端子の上にマウスポインターを持っていきクリックします。見難いですが、端子の中心に黄色のバツ印が現れます。又、同じネットで接続される端子が全てハイライトされます。
終点の端子の上までマウスポインターを移動させます。選択したレイヤーと同じ色の細い線で軌跡が表示されます。
クリックして配線を固定します。
次は部品面と半田面に配線がまたがる場合について説明します。起点となる端子の上にマウスポインターを持っていきクリックします。
面を切り替えるポイントまでマウスポインターを移動させます。
クリックします。配線と各端子はハイライトしたままです。
”Select layer”プルダウンメニューで切り替え先のレイヤーを選択します。この場合は、半田面から部品面(BottomからTop)への切り替えです。
ビアが現れます。これを切り替えポイントの上まで持ってきます。この時点では未だレイヤーの表示は切り替わっていません。
クリックするとビアが固定されレイヤーの表示が切り替わります。
終点の端子の上までマウスポインターを移動させます。
クリックして配線を固定します。
配線を曲げることができるポイントはグリッド格子が交わる点です。配線しているとグリッド格子の目を細かくして微細なパターンを引きたいと思うことがあります。ワンタッチでこれを行う方法を紹介します。
上部のツールバーから”Grid”アイコンをクリックします。
グリッドの設定ウインドウがポップアップします。”Size”欄はボード図に表示するグリッド格子の寸法を入力します。”Alt”欄には二つ目のグリッド格子寸法を入力します。これは”Alt”キー(MACでは”Option”キー)を押した時に有効となります。ただし、グリッド表示は切り替わりません。ここでは1.27mmと、その半分の0.635mmを入力しています。
下図は”Size”欄に入力された寸法1.27mmに従ってパターンを描いたものです。
下図は”Alt”キーを押してからパターンを描いたものです。表示されているグリッド格子の半分0.635mmの点で配線を曲げることができます。
(11)配線を削除する
サイドツールバーから”Ripup”アイコンをクリックします。
削除したい配線の上にマウスポインターを持っていきクリックします。未配線を表示するAirwire が表示されます。
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