EAGLE入門 第三章【ボード図】 長穴を描画する
(5)長穴を描画する
基板を取り付ける際、ネジ穴に若干の遊びが欲しい時があります。基板の取り付け穴を長穴にしておけば板金加工の精度に余裕ができます。ここでは下図(上)に示すピッチ5mm、φ3.2mmの長穴を基板上に描く方法を解説します。下図(下)は基板上に長穴を描く際に必要な各ポイントの座標を示したものです。
サイドツールバーから円弧を描く”Arc”アイコンをクリックします。レイヤーは[20 Dimension]を選択します。
”Arc”コマンドの使い方を下図に示します。
①円弧の起点をクリック(又は座標を入力) ▶️ ②起点の円周上反対側をクリック(又は座標を入力) ▶️ ③円弧の終点をクリック(又は座標をクリック) の順に入力していくと緑色の円弧が描かれます。
線幅は0.1mm程度が良いと思います。0.2mmでもよいです。プリント基板メーカーの指定に従わなければいけないこともあります。線幅を変更する方法は(3)基板外形を描くを参考にしてください。
長穴の片側の円弧から描きます。起点の座標「(10 6.6)」をコマンドボックスに入力します。
起点の反対側の座標「(10 3.4)」を入力します。
半円の円弧を描くので終点の座標は上図と同じになります。座標「(10 3.4)」を入力します。
半円状の円弧が描かれました。
もう片側の半円を描きます。起点の座標「(5 3.4)」をコマンドボックスに入力します。
起点の反対側の座標「(5 6.6)」を入力します。
終点の座標「(5 6.6)」を入力します。
半円が二つ描かれました。
次に半円を結ぶ線分を描きます。サイドツールバーの”Line”アイコンをクリックします。
”Select Wire Bend”プルダウンメニューから直線を選択します。
起点の座標「(5 6.6)」をコマンドボックスに入力します。
終点の座標「(10 6.6)」を入力します。
半分がつながりました。
残りの線分を描きます。起点の座標「(10 3.4)」をコマンドボックスに入力します。
終点の座標「(5 3.4)」を入力します。
完成です。
長穴を描くもう一つの方法を紹介します。こちらの方が簡単です。
まず長穴を囲む四角形を描き、その後4つの角にRをつけていくという手順になります。下図に四角形の4つの角の座標を示します。
サイドツールバーの”Line”アイコンをクリックします。
起点の座標「(3.4 3.4)」をコマンドボックスに入力します。
対角の座標「(11.6 6.6)」を入力します。
もう一度起点の座標「(3.4 3.4)」を入力します。
長穴を囲む四角形が描かれました。
サイドツールバーの”Miter”アイコンをクリックします。
半径を選択する”Radius”コンボボックスに 1.6 を入力します。
四角形の角にマウスポインターを持っていきクリックします。四角形の直角が半径1.6の円弧に変わります。
4つの角全てにRをつけて完成です。
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