EAGLE入門 第三章【ボード図】 基板外形を描く
(3)基板外形を描く
基板の外形を回路規模にあった寸法に変更します。この作業は、最初から”実装スペース=基板サイズ”が決まっていれば部品配置前にやればよいですし、部品配置が終わった段階で実装状態に合わせて行うことも可能です。
今ある外形図を削除することから始めます。サイドツールバーから”Delete”アイコンをクリックします。
各辺の上にマウスカーソルを置きクリックしていくと線分が削除されます。
サイドツールバーから”Line”アイコンをクリックします。
ボード図左上にレイヤーを選択する”Select layer”プルダウンメニューがあります。クリックして表示させます。
外形を描くときは[20 Dimension]を選択します。
線を引く時の曲げ方を選択する”Select Wire Bend”プルダウンメニューから直角を選択します。
線幅を選択する”Width”コンボボックスをクリックして表示させます。線幅を0mmに設定したいのですがメニューにはありません。
”Width”欄はコンボボックスなので直接「0」を入力できます。
コマンドボックスに「change width 0」と打ち込んでも線幅を変更できます。エンターキーを押すと”Line”コマンドは一旦取り消されます。再度”Line”アイコンをクリックして描画を開始してください。
もう一つの方法はサイドツールバーの”change”アイコンを使うものです。
プルダウンメニューの中から”width”、次に”...”を選択します。
ポップアップしたウインドウのインプットボックスに「0」を入力して”OK”ボタンをクリックします。
80mmX80mmの四角形を描きます。マウスで各コーナを順にクリックしてもよいのですが、ここでは座標を直接入力する方法で描くことにします。対角の座標を順に入力するものです。まず「(0 0)」をコマンドボックスに入力します。
次に対角の座標「(80 80)」を入力します。
下図のようになります。
スタートした地点の座標「(0 0)」を入力します。この時点では未だLineコマンドが生きていますから、キーボードの”esc”キーを押して終了させます。
下図は描き終わった状態です。
ここでは外形図を描く線幅を「0」mmとしましたが、一般的には「0.2」mmが多いようです。基板メーカーが幅を指定している場合もあります。その際は指示に従ってください。
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