EAGLE入門 第二章【回路図】 ネット名の表示と変更、電源グランドの明示
(17)ネット名を表示する
配線にはそれぞれ固有の名前(ネット名)が付いています。これを表示させましょう。サイドツールバーの”Label”アイコンをクリックします。
配線の上にマウスポインターを持ってきます。左ボタンをクリックするとネット名が表示されます。自由に動きますから適当な場所で左ボタンをクリックして固定してください。
(18)ネット名を変更する
ネット名を分かりやすい名前に変更しましょう。サイドツールバーの”Name”アイコンをクリックします。次に、変更するネット名の十字マーク付近を左クリックします。
下図のウインドウがポップアップします。
”New name”の入力欄で名前を変更します。ここでは「+15V」としました。
ネット名を変更するもう一つの方法を紹介します。サイドツールバーの”Info”アイコンをクリックします。次に、変更するネット名の十字マーク付近を左クリックします。
下図のウインドウがポップアップします。
”Name”の入力欄で名前を変更します。「+15V」としました。
ネット名が変更されました。
次は応用編です。下図に示すような離れている二つの配線(ネット)に同じ名前をつけます。
サイドツールバーの”Name”アイコンをクリックします。次に、名前をつける配線の上にマウスカーソルを持っていき左クリックします。
下図のウインドウがポップアップします。
”New name”の入力欄で名前を変更します。「+15V」としました。
ネット名が表示されます。自由に動きますから適当な場所で左ボタンをクリックして固定します。次に、もう片方の配線をクリックします。
先ほどと同じように下図のウインドウがポップアップします。
”New name”の入力欄に同じ名前「+15V」を入力します。
異なるネットをつなげることになるでアラームウインドウがポップアップします。”Yes”ボタンをクリックします。
左ボタンをクリックして固定します。
(19)ライブラリのシンボルを使って電源グランドを明示する
応用編では二つの配線を”Name”アイコンを使ってつなげましたが、電源やグランドであればライブラリにシンボルが用意されています。これを使う方法を解説します。
サイドツールバーから”Add Part”アイコンをクリックします。ライブラリの中から”supply1”を開きます。下図のようにたくさんのシンボルが用意されているのが見て取れます。この中から”+15V”を選択しOKボタンを押します。
二つの配線の近くに配置します。
サイドツールバーの”Net”アイコンをクリックします。
左側の配線と+15Vのシンボルを接続します。
アラームウインドウがポップアップします。”Yes”ボタンをクリックします。
次に、右側の配線と+15Vのシンボルを接続します。
再びアラームウインドウがポップアップします。”Yes”ボタンをクリックします。
電源やグランドであればこのようにスッキリした表示が可能です。
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