EAGLE入門 第二章【回路図】 ERCと画像の保存
(27)回路図をチェックする
下図は三端子レギュレータ電源の回路図です。描いた回路図に問題がないかERCを使って確認します。
ERCはElectrical Rule Checkの略です。サイドツールバーの”ERC”アイコンをクリックします。
下図のウインドウがポップアップします。
Warnigがたくさん出てきました。全て部品名(Value)がないというものです。今回はありませんでしたが、ICの電源グランドが未接続であるとか、接続点:Junction(緑の小さな丸)がないとかがよくひっかかります。
上図でコネクタX1のラインをクリックすると下図の表示が回路図に現れます。どこがWarnigの対象になっているのか分かるようになっています。
Warnigなので放っておいてもいいのですが、下図のように部品名を入力しました。
再度”ERC”ボタンを押すと下図のウインドウがポップアップします。Frameの部品名がないという項目だけが残りました。
この項目はApproved(承認済み)に入れることにします。”Approve”ボタンを押すと下図の画面になります。
(28)回路図画像を保存する
PDFで保存する方法を説明します。メニューバーの”File”から”Print..."をクリックします。
下図のウインドウがポップアップします。一番上の”Printer:”欄をクリックすると使用できるプリンタ一覧が表示されますから、”Print to File(PDF)”を選択します。
次に保存先を選択します。”Output file:”欄の横にある”...”をクリックします。
私はEAGLE画像ファイルというフォルダを作り保存することにしました。ファイル名は回路図と同じにします。”Save”ボタンを押します。
”Save”ボタンを押すと元の画面に戻ります。回路図で使ったフレームがA4サイズだったので、 Scale factor は1倍でOKです。”OK”ボタンを押します。
EAGLE画像ファイルフォルダの中にPDFファイルが生成されています。
次にPNGファイルを生成する方法を説明します。メニューバーの”File”から”Export"を選択し表示される中から”Image”クリックします。
下図のウインドウがポップアップします。”Resolution”欄で解像度を選択します。
右側の上下矢印で解像度を上げたり下げたりできます。解像度は画像ファイルの使用目的によって異なると思います。ここでは400dpiとしました。
次に保存先を選択します。”Browse...”ボタンをクリックします。
先ほど作成したEAGLE画像ファイルフォルダに保存します。ファイル名は回路図と同じにしました。”Save”ボタンを押します。
元の画面に戻ります。”File”欄に保存先とファイル名が入っていることを確認して”OK”ボタンをクリックします。
EAGLE画像ファイルフォルダの中にPNGファイルが生成されています。
下図は400dpiで保存した回路図のファイルになります。
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