コンテンツ

« EAGLE入門 第三章【ボード図】 基板外形を描く | トップページ | EAGLE入門 第三章【ボード図】 長穴を描画する »

2020/09/25

EAGLE入門 第三章【ボード図】 丸穴を描画する

Photo_20200925091701


(3)丸穴を描画する

基板の取り付け穴を配置します。EAGLEには電気的導通を持たない丸穴が用意されていて、スルーホールに対してノンスルーホールと呼ばれます。ここでは基板の角から5mm離れたところ4カ所にφ3.2mmの丸穴を配置します。

サイドツールバーから”Hole”アイコンをクリックします。レイヤーは[20 Dimension]を選択します。

Photo_20200925091702


ドリル径を選択する”Drill”コンボボックスをクリックして表示させます。穴径を3.2mmに設定したいのですがメニューにはありません。

Photo_20200925091801


”Drill”欄はコンボボックスなので直接「3.2」を入力できます。

Photo_20200925091802


コマンドボックスに「change drill 3.2」と打ち込んでも線幅を変更できます。エンターキーを押すと”Drill”コマンドは一旦取り消されますから、再度”Drill”アイコンをクリックしてださい。

Photo_20200925091901


もう一つの方法はサイドツールバーの”change”アイコンを使うものです。
プルダウンメニューの中から”Drill”、次に”...”を選択します。

Photo_20200925091902


ポップアップしたウインドウのインプットボックスに「3.2」を入力して”OK”ボタンをクリックします。
Photo_20200925092001
ポインターを目的の場所に持っていきマウスボタンをクリックし配置してもよいのですが、ここでは座標を直接入力する方法で配置していきます。
まず座標「(5 5)」をコマンドボックスに入力します。

Photo_20200925092002


下図のように配置されます。

Photo_20200925092101


次に座標「(75 5)」を入力します。

Photo_20200925092102


座標「(5 75)」を入力します。

Photo_20200925092103


座標「(75 75)」を入力します。

Photo_20200925092201


停止するときは”Stop”アイコンをクリックします。

Photo_20200925092202


コーナー4箇所にφ3.2mmの丸穴が配置されました。

Photo_20200925092301


取り付け穴を中心とした10mm四方のエリアはネジや座金、スペーサを取り付けるので配線禁止エリアにしたいところです。我流ですが、線を引いて配線禁止エリアを明確にしたいと思います。

サイドツールバーから”Line”アイコンをクリックします。

Photo_20200925092302


レイヤーは[21 tPlace]を選択します。線の幅は、後から消すつもりなので0mmを選択しましたが、0.2mm程度の幅にしてそのまま残しておいてもよいかと思います。

Photo_20200925092401


まず基板左下に配線禁止エリアを描きます。起点となる座標「(10 0)」を入力します。

Photo_20200925092402


座標「(10 10)」を入力します。

Photo_20200925092501


座標「(0 10)」を入力します。

Photo_20200925092502


下図のように丸穴を中心とした10mm四方が線分で囲まれました。

Photo_20200925092503



4箇所全てに配線禁止エリアを設定しました。

Photo_20200925092601







« EAGLE入門 第三章【ボード図】 基板外形を描く | トップページ | EAGLE入門 第三章【ボード図】 長穴を描画する »

EAGLEボード図」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« EAGLE入門 第三章【ボード図】 基板外形を描く | トップページ | EAGLE入門 第三章【ボード図】 長穴を描画する »