EAGLE入門 第三章【ボード図】 丸穴を描画する
(3)丸穴を描画する
基板の取り付け穴を配置します。EAGLEには電気的導通を持たない丸穴が用意されていて、スルーホールに対してノンスルーホールと呼ばれます。ここでは基板の角から5mm離れたところ4カ所にφ3.2mmの丸穴を配置します。
サイドツールバーから”Hole”アイコンをクリックします。レイヤーは[20 Dimension]を選択します。
ドリル径を選択する”Drill”コンボボックスをクリックして表示させます。穴径を3.2mmに設定したいのですがメニューにはありません。
”Drill”欄はコンボボックスなので直接「3.2」を入力できます。
コマンドボックスに「change drill 3.2」と打ち込んでも線幅を変更できます。エンターキーを押すと”Drill”コマンドは一旦取り消されますから、再度”Drill”アイコンをクリックしてださい。
もう一つの方法はサイドツールバーの”change”アイコンを使うものです。
プルダウンメニューの中から”Drill”、次に”...”を選択します。
ポップアップしたウインドウのインプットボックスに「3.2」を入力して”OK”ボタンをクリックします。
ポインターを目的の場所に持っていきマウスボタンをクリックし配置してもよいのですが、ここでは座標を直接入力する方法で配置していきます。
まず座標「(5 5)」をコマンドボックスに入力します。
下図のように配置されます。
次に座標「(75 5)」を入力します。
座標「(5 75)」を入力します。
座標「(75 75)」を入力します。
停止するときは”Stop”アイコンをクリックします。
コーナー4箇所にφ3.2mmの丸穴が配置されました。
取り付け穴を中心とした10mm四方のエリアはネジや座金、スペーサを取り付けるので配線禁止エリアにしたいところです。我流ですが、線を引いて配線禁止エリアを明確にしたいと思います。
サイドツールバーから”Line”アイコンをクリックします。
レイヤーは[21 tPlace]を選択します。線の幅は、後から消すつもりなので0mmを選択しましたが、0.2mm程度の幅にしてそのまま残しておいてもよいかと思います。
まず基板左下に配線禁止エリアを描きます。起点となる座標「(10 0)」を入力します。
座標「(10 10)」を入力します。
座標「(0 10)」を入力します。
下図のように丸穴を中心とした10mm四方が線分で囲まれました。
4箇所全てに配線禁止エリアを設定しました。
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