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2020/08/18

EAGLE入門 第二章【回路図】 部品をライブラリから呼出しグリッドを表示する

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(3)部品をライブラリから呼出す

下図から分かるように回路図は何もない白紙状態です。回路図にはフレームをつけたほうが何かと便利です。EAGLEのライブライには回路図のフレームが部品として用意されています。

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部品をライブラリから回路図に持ってくる方法は複数あります。最初に紹介するのは、ライブラリから直接持ってくる方法です。EAGLEが立ち上がった画面の左メニューの一番上にある”Libraries”の矢印をクリックすると矢印の向きが右▶︎から下向き▼になりいくつかのフォルダが現れます。その中の”Managed Libraries”の矢印をクリックすると”Eagle Pcb”というフォルダが現れ、さらに矢印をクリックするとその下に多くの部品ライブラリが確認できます。

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”Eagle Pcb”の中から”frames.lbr”を探し矢印をクリックします。色々なフレームが用意されていることが見て取れます。下図は、種々のフレームの中から”A3-LOC”をハイライトさせたものです。中央下に青く表示されている”ADD”をクリックするとA3横の枠が回路図エディタ画面に現れます。

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次に紹介するのは、回路図エディター画面から部品を選択する方法です。サイドツールバーから”Add Part”アイコンをクリックします。アンドゲートにプラス記号のついたアイコンになっています。

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下図の画面が表示されるので、前記と同じ手順で”frames.lbr”の”A3-LOC”を選択して”OK”ボタンをクリックします。

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三番目の方法は、回路図エディター画面で”Add Part”アイコンをクリックするところまでは同じで、その後部品ライブラリの検索機能を使うものです。左下のSearch欄に”frame”と入力して検索をかけます。

下図は検索結果が表示された画面です。部品の中から”A3-LOC”を選択して”OK”ボタンをクリックします。

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回路図エディター画面上で、フレームがハイライトされ自由に動く状態で表示されます。マウスカーソルを動かし目的の場所で左ボタンをクリックし部品を固定します。フレーム左下の角を原点を示す十字マークに合わせるのが良いと思います。

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すると二つ目の部品がハイライトされて現れます。やめるときは上部ツールバーにある”Stop”アイコンをクリックします。進入禁止の交通標識と同じなので覚えやすいです。キーボードで”esc”キーを2回押しても同じになります。

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下図はA3横の枠を回路図に固定したところです。

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(4)グリッドを表示する

真っ白な画面では部品を配置したり配線するのに目印がなくて困ります。EAGLEにはグリッド線を表示する機能があります。回路図エディタで左上のところにある格子模様のアイコン”Grid”です。

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”Grid”アイコンをクリックすると下図のウインドウがポップアップします。Display欄をoffからonに切り替えるとグリッド線が表示されます。Sizeの欄で単位をinchとmil、mmから選べます。

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下図はグリッド線が表示された回路図エディタ画面です。

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(5)ラインカーソルを表示する

画面で使うカーソルは小さな十字マークがデフォルトです。ラインカーソルを選択することもできます。メニューバーの”Options”から”User interface...”を選択します。

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下図のウインドウがポップアップします。Schematic欄のCursor:を”Small”から”Large”に変更します。

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ラインカーソルに変更されました。

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(6)ページを増やす

回路図のページを増やしたい時には、回路図エディタの左上にある”Sheet”欄をクリックします。下図になりますから”new”を選択します。新しいページが表示されます。

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もう一度”Sheet”欄をクリックすると下図の表示が出ます。EAGLEのfreeバージョンは回路図が最大2ページと制限されていますのでこのような表示となります。制限なしの場合は、ページと”remove”の他に”new”が表示されます。

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