Yoshiko Kishino Autumn Tour 2019 @金沢もっきりや
メンバーは、木住野佳子(p)、日景修(b)、藤井学(ds)です。ベースの日景修さんは金沢大学の出身だそうです。
23日は金沢に台風が接近して大荒れでした、そのためか、お客さんは少なめでした。
もっきりやにはデビュー直後に来て以来25年ぶりで、ベーゼンドルファーを弾くのを楽しみにしていたという話からライブが始まりました。スタンダードとオリジナルが半々の構成で、曲の途中でテンポやリズムを変えて常にお客さんの”耳”を引きつける構成力が素晴らしいです。オリジナルはどれもメロディが綺麗でヒーリングミュージックとしてアピールできそうな気がします。スタンダードでは、やっぱりビル・エヴァンスのワルツ・フォー・デビイがよかったです。
木住野佳子さんは1995年に「Fairy Tale」というアルバムでデビューしています。ニューヨークで米国の一流ミュージシャンと録音したもので、スイングジャーナル誌で華々しく取り上げられていたのを覚えています。バックのアーティストが放つ強烈なリズムにデビューアルバムということもあるのか少し押され気味です。それでもジャケット写真同様、クールにピアノを弾き切っています。何曲かエディ・ゴメスが参加しています。ライン録りのせいかブンブンベースになっているのが少し残念なところです。
1999年に発表された4枚目のアルバムです。ビル・エヴァンスへの思いが選曲に現れています。ジャズ批評2019年5月号”ビル・エヴァンスを受け継ぐピアニストたち”の中でこのアルバムが紹介されていました。バックのメンバーとも意思疎通ができていて気持ち良い演奏が聴けます。
私はこの作品のレコード盤を持っています。180グラム盤で、帯には”アナログ1インチ・2トラック・マスター・レコーダーによる、フルアルバム2chダイレクト・レコーディング”と書かれています。すでにアナログのレコーダーがスタジオから消えている時代、チャレンジングな試みだったのではないかと想像しています。
木住野さんのライヴに行くので改めてCDとレコードを聴き比べました。レコードはクリアでノイズがなくピックアップからの音と思えないほど良い音ではありますが、低域の分解能や立体的な音場といった点でCDの方が優れていると思いました。新品で入手するのは難しいようですが、素晴らしい録音なのでオススメです。
アルバムアートを掲載するためAmazonアソシエイトを利用しています。
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