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2018/08/17

電力増幅段と電圧増幅段の周波数特性 
  EL34/6CA7 3結 プッシュプルアンプ 

アンプ全体の測定を行う前に電力増幅段と電圧増幅段の周波数特性を測定します。


電力増幅段の測定は出力1Wで行いますが、1Wの出力を得るにはEL34のグリッド/カソード間を8Vrmsでドライブしなければいけません。発振器の電圧を増幅するため、KT88プッシュプルアンプの電圧増幅基板を引っ張り出してきました。


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下の写真はKT88プッシュプルアンプ基板の8Vrmsにおける周波数特性です。1MHz/−3dBの特性を持っているので、電力増幅段を測定するには十分な性能だと思います。


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下の写真はEL34プッシュプルアンプの電力増幅段を測定しているところです。


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Analog Discoveryで測定した1W出力時の電力増幅段周波数特性です。


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マルチメータで測定した1W出力時の電力増幅段周波数特性を表にまとめました。シミュレーションより−3dB周波数が低くなりました。出力トランスモデルが実機と異なっているのでしょうがありません。


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下の写真は電圧増幅段を測定しているところです。


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Analog Discoveryで測定した10Vrmsにおける電圧増幅段周波数特性です。


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マルチメータで測定した電圧増幅段の周波数特性を表にまとめました。こちらはシミュレーションに近い値が得られています。電力増幅段と電圧増幅段のスタガ比は3から4の間となりました。安定にNFをかけるのは厳しいかもしれません。


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