コンテンツ

« インピーダンス測定 
スピーカの特性
| トップページ | あけましておめでとうございます »

2017/12/22

インピーダンス測定 
スピーカケーブルの特性

スピーカのインピーダンスを測定したついでに、スピーカケーブルのインピーダンスも測定してみました。3種類測定しましたが、これらはすべて5年程前に購入したものです。


スピーカケーブルの片側をインピーダンス測定器につなぎ、反対側はショートさせています。つまり、ケーブルの折り返しを測定していることになります。ケーブルの特性インピーダンスを測っているわけではありません。
ケーブルの”正しい”測定方法ではないと思います。



Photo



1)WireWorld SOLISTICE SOS6

我が家の常用ケーブルになっています。長さは1.5mです。密度の濃いなめらかな音質です。



Wireworld



Wireworld_solstice_7


Wireworld_solstice_7_2



2)Acoustic Revive SPC-REFERENCE

珍しい単線ケーブルです。長さは1.5mです。鮮烈な音ですが、アンプによっては少しラウドネスをかけたようにも聞こえます。真空管アンプに向いたケーブルだと思います。



Acoustic_revive


Acoustic_revive_2


Acoustic_revive_3



3)Zonotone 6NSP-1100 Meister

平行2芯ケーブルです。長さは3mです。音質云々の前に解像度が悪いという印象です。ただ、1)と2)と3)の価格比が10:5:1であることを考慮すると、コストパーフォーマンスの良いケーブルという評価になるかもしれません。



Zonotone


Zonotone_2


Zonotone_3



WireWorldのケーブルはDNA(Delineated Neutralizing Array)構造を採用していると言っています。”電気の流れを中性化・正確にする並行配列構造”という意味だそうです。このケーブルのインピーダンスを測定して分かるのは、インダクタンス成分が現れる周波数が他のケーブルと比較して高いところにあるということです。メーカの言っている”中性化”というのは、ケーブルの構造とそこに用いている誘電体によってインダクタンス成分をキャンセルすることである、と理解しました。

 

スピーカの音質がケーブルを交換して変化するのは、分布定数回路としてのケーブルに含まれるインダクタンス分とキャパシタ分、抵抗分の微妙な塩梅にあるのかもしれません。


« インピーダンス測定 
スピーカの特性
| トップページ | あけましておめでとうございます »

オーディオ機器」カテゴリの記事

インピーダンス測定」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: インピーダンス測定 
スピーカケーブルの特性
:

« インピーダンス測定 
スピーカの特性
| トップページ | あけましておめでとうございます »