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2017/10/03

第27回 妙高オーディオ倶楽部発表会

9月30日、妙高高原メッセで開かれた妙高オーディオ倶楽部の発表会に行ってきました。会場は上信越自動車道の妙高高原インターを下りてすぐ、金沢から高速道路を使って2時間半です。当日は晴天で、紅葉には未だ早いものの山々の素晴らしい景色が堪能できました。



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会場は学校の講堂のような雰囲気ですが、座席や演台が組み立て式でパーテションも設けられている多目的な空間です。第一部は50シングルアンプ8台の聴き比べ、第二部は半導体アンプやスピーカーシステムを含む9名の発表でした。



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50シングルアンプですが、”音色”の差ではなく”音質”の差が聞き取れて興味深かったです。この差はどこから来ているのだろうかと考えながら聞いていました。

第一に考えらるのは、50は古い球なので状態の良し悪しがあるのではないかということでした。これはPSVANEの球を使ったアンプの音が良かったので、ひょっとしてと思った次第です。

第二に考えたのは、音楽信号をアッテネータから長く引っ張って供給しているアンプとCDプレーヤー直結のアンプがあり、その差があるのではということでした。パッシブのアッテネータと長いケーブルが音質に影響している可能性は?と考えました。

第三にですが、壁に貼ってある回路図を見ていてNFBをかけてあるアンプとかけていないアンプがあることに気づきました。NFBは(特に古典級の場合)悪者扱いされていますが、スッピンではなく少し化粧をしたほうが見目麗しくなるのではと考えました。


私は、音質の差は第三の原因が多くを占めているのではと想像しています。アンプを出展した方々もよく分かっていて、ひょっとして確信犯なのでは?と思っています。



下の写真は、私が最も良いと感じたアンプです。6SN7/WE437A/NL50各段をCカップルで接続し出力トランスはF2007(タムラ)、NFBあり、電源回路はチョークコイルを使ったπ型フィルタで出力側はフィルムコンというものです。



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下の写真は、私が二番目に良いと感じたアンプです。15KY8/15KY8/WR50(PSVANE)出力トランスはH−30−5S(ハシモト)、NFBあり、電源回路はFETを使ったリップルフィルタというものです。



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下の写真は、石川県から毎回出品しているFさんのアンプです。素晴らしいレイアウト、配線テクです。



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第二部のアラカルトで素晴らしかったのは808シングルアンプ(写真撮り忘れました)とMOSパワーアンプ+フルレンジスピーカ(下の写真)の二つでした。



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スピーカーユニットはTangBand製の16cm、箱は自作55リットルバスレフです。今日の発表会の中で唯一現代的な音色を出していました。楽器間の混濁がなく音抜けがよく会場の隅々にスーと通る音でした。高域には通信管のような特徴があって、ジャズではECM、ポップスではEnya風の音色、ということで理解いただけると思います。





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コメント

初めまして!名古屋のアマデウスと申します。現在71歳の爺です。

実は、私は約50年前からオーディオを趣味としておりますが、クラシック音楽を専門としておりますので「原音追求」に深くのめり込み試行錯誤を繰り返してきました。その過程でダイヤトーンP-610にはまり、いまだに惚れ込んでおります!
原音を求めて巨大なシステムを構築してきましたが、一方でP-610が奏でる質の高い、しかも過不足のない表現力を今もって高く評価しています。もちろん今も使っています。

先日書店で貴倶楽部の活動を「無線と実験」誌で読ませてもらいましたが、その中にP-610の写真を発見し、本当にうれしい思いで「きっとこんな音がするのだろう・・・」と想像をふくらませていました!!

可能ならばその箱を出品なさった方にいろいろお訊ねしたく思いますが・・・。ぜひともご連絡を取っていただきたく切にお願いする次第です。
よろしくお願いします。

「試聴会の案内状 
    富山クラフトオーディオクラブと妙高オーディオ倶楽部」
をご覧いただき、問い合わせ先にご相談願います。

https://mobius-el.cocolog-nifty.com/blog/2018/09/post-4bcd.html


<a href=https://ndt.su/id/gel-dlya-ultrazvukovogo-kontrolya-inspektor-5kg-173.html>контактная жидкость для ультразвукового контроля</a> - инспектор пенетрант, купить очиститель грунта

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