CS Port 試聴会
金沢市間明町 アンティフォン
7月1日の土曜日、友人とCSPortの試聴会に行ってきました。
CSPortは、電源メーカコーセルの社長をされていた町野さんが富山で立ち上げたオーディオメーカーです。CSはClear Soundの略です。
試聴会は金沢市の西インター近く間明町のオーディオショップアンティフォンで開かれました。
試聴システムは下記の通りでした。
プレイヤー : CSPort LFT1
カートリッジ : MC型(製品名は聞き逃しました)
イコライザー : CSPort C3EQ
プリアンプ : AIR TIGHT ATC-1
パワーアンプ : CSPort 212PA
スピーカ : Wilson-Audio System6
試聴室は12畳程度の洋間でした。
パワーアンプは三極管212Eが前面にドーンと配置されていて、これまでの真空管アンプにはなかった斬新な意匠となっています。入力トランス+C3g+212Eのシンプルな回路ですが、使用部品の一点一点にまで町野社長の経験が生かされていて、真似して作っても同じ音質は得られないと思います。
アナログプレイヤーですが、これもパワーアンプ同様、モータやフラッタ、アーム、スタビライザまで音をよくするため様々な工夫がされています。町野社長は、構造や材料を変更していくとレコードにこんな音が入っていたのかと驚かされ、その度に持っているレコードを聴き直すことになる。それがアナログの醍醐味でもある、という話をされていました。
イコライザアンプはバッテリ駆動が基本ですが、充電しながらのAC駆動も可能です。バッテリ駆動の時には黄色のランプが点灯し(上の写真)、AC駆動の時は緑色のランプも点灯します(下の写真)。電源駆動の違いを聞き比べたのですが、AC駆動に対しバッテリ駆動の方がSNのよい滑らかな音で、これは聞いていた方のほとんどが言っていました。
一緒に行った友人(以前紹介したLINN使いです)は、真空管アンプの音とは思えないクリアでのびのびしたよい音だったと言っていました。私も同様で、シングルアンプのスカッとした音質を持ちつつ大型スピーカを鳴らしきるパワーを得ていて、解像度やSNも申し分のない素晴らしい製品群だと思いました。高級品の中にはカタログを飾るためだけに特殊なパーツを使っていることもあるようですが、CSPortの製品は全てが町野社長の経験に基づく設計であり部品選定なので納得度がとても高いです。
会場でカタログと一緒にCSPortのロゴがラベリングされたミネラルウオーターをいただきました。
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