真空管アンプ電源
±15V電源 実験結果
回路を製作し所望の特性が出ているか、ユニバーサル基板に組んで確認しました。
下の写真は実験の様子です。
下図はロードレギュレーションを測定した結果です。
+78Vのときと同じように、100mA程度の電流を流しても出力変動は非常に小さく、マルチメータで値を観測することはできませんでした。治具までのケーブルと接続端子、スイッチを合わせた抵抗分は75mΩと+78Vの時と同じ値が測定されています。
ロードレギュレーションの測定回路を再掲載します。
下の写真は過渡応答を観測したものです。
+15Vの過渡応答(左)と−15Vの過渡応答(右)
上は0.47μFと100KΩによってDC分を除いた出力波形
下はFETの駆動電圧
収束時間はシミュレーションの結果とほぼ一致し、安定動作しています。
過渡応答の測定回路を再掲載します。
参考文献:
遠坂俊昭、電子回路シミュレータSIMetrix/SIMPLISによる高性能電源回路の設計、CQ出版、2013、p.86−157
本多平八郎、作りながら学ぶエレクトロニクス測定器、CQ出版社、2001、p.52−90
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