真空管アンプ電源
±78V電源 実験その2
治具のターミナルに2.2μFのフィルムコンデンサを追加したところ、過渡応答の波形に約100KHzの細かな振動波形が現れました。
コンデンサなしの過渡応答(左)と2.2μF追加時の過渡応答(右)
電源が不安定になって発振しているのかと慌てました。この現象は、電源基板と治具を接続するケーブルのインダクタンス成分が追加した2.2μFとLC共振を起こしているためであると分かりました。
LCRメータで測定したところ、接続ケーブルのインダクタンスは800nHでした。端子や内部配線と合わせて1000nHとしてシミュレーションしたところ、実測の結果と波形が一致しました。1000nHと2.2μFの共振周波数は107KHzです。
ほんとうに安定性に変わりはないのか、クローズループの特性をシミュレーションしてみましたが、2.2μFの有り無しで変化はありませんでした。
参考文献:
遠坂俊昭、電子回路シミュレータSIMetrix/SIMPLISによる高性能電源回路の設計、CQ出版、2013、p.86−157
本多平八郎、作りながら学ぶエレクトロニクス測定器、CQ出版社、2001、p.52−90





























