KT88pp Version2 考察
アンプ入力に入れてあるDCカットフィルタのコンデンサですが、銘柄を決めるために聞き比べを行いました。
比べたのは下の写真の7種類です。

上段左から、
アムトランス メタライズドフィルムコンデンサ AMCOシリーズ 630VDC 0.47μF
(購入先:アムトランス)
ASC メタライズドポリプロピレンフィルムコンデンサ X363シリーズ 400VDC 0.33μF
(購入先:海神無線)
日精電機 ポリプロピレンフィルムコンデンサ APSシリーズ 100VDC 0.22μF
(購入先:若松通商)
PARCAudio メタライズドポリプロピレンフィルムコンデンサ 400VDC 0.33μF
(購入先:千石電商)
下段左から
ルビコン メタライズドポリプロピレンフィルムコンデンサ MPSシリーズ 250VDC 2.2μF
(購入先:秋月電子通商)
パナソニック メタライズドポリプロピレンフィルムコンデンサ ECWFシリーズ 250VDC 2.2μF
(購入先:Digikey)
パナソニック メタライズドPETフィルムコンデンサ ECQEシリーズ 250VDC 2.2μF
(購入先:Digikey)
下の写真のように、電源を切らずクリップで切り替えるという乱暴なやり方です。
以下、ヒアリングの結果です。
1)ルビコン メタライズドポリプロピレンフィルムコンデンサ MPSシリーズ 250VDC 2.2μF
歪みっぽくてこめかみが痛くなるような音。
2)パナソニック メタライズドPETフィルムコンデンサ ECQEシリーズ 250VDC 2.2μF
元気があり解像度の高い音。少し聴き疲れするがギリギリOK。
3)パナソニック メタライズドポリプロピレンフィルムコンデンサ ECWFシリーズ 250VDC 2.2μF
ソフトな音質だが、解像度が落ちたと感じさせない。
録音の古いジャズはgoodである。
4)アムトランス メタライズドフィルムコンデンサ AMCOシリーズ 630VDC 0.47μF
若干中域寄りで、少しばかりクセを感じる。
気になるほどでないが、6)と比べると分解能は低い。
5)日精電機 ポリプロピレンフィルムコンデンサ APSシリーズ 100VDC 0.22μF
音のにじみが感じられ、分解能もそれほどでない。
EL84の時は最も良いと判断したのだが...。
6)PARCAudio メタライズドポリプロピレンフィルムコンデンサ 400VDC 0.33μF
非常に分解能が高く音ににじみがない(透明感がある)。
特にピアノの音は綺麗で、他のコンデンサとは違うように聞こえる。
(どちらが正しいかはわからない)
7)ASC メタライズドポリプロピレンフィルムコンデンサ X363シリーズ 400VDC 0.33μF
綺麗な音であり、無難な選択である。
それでも、6)と比べるとにじみ(雑味)を感じてしまう。
今回のKT88ULpp Version2に限っての結果ですが、
6) >> 7) > 2) > 4) > 5) > 3) >> 1)
となりました。
ということで、PARCAudioのメタライズドポリプロピレンフィルムコンデンサを採用することにしました。
基板に取り付けたのは0.82μFです。
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