KT88pp Version2 設計と実験(5)
(Ⅴ)アンプ全体の実験
電力増幅段と電圧増幅段をつなげてアンプ全体の動作を確認しました。
下図はカソードNFだけの周波数特性です。プローブで減衰させていますので、ゲインの縦軸は本来の値より20dB小さくなっています。
ゲインは45.5dB/1KHz、カットオフ周波数は20.1KHz/−3dBでした。電力増幅段のゲインは−10.8dB(0.29倍)と計算されます。
安定性確認のためにNFBを約20dBかけてみました。位相補償を何もしなくてこの特性です。大きなピークが現れずびっくりです。
ステップ応答で安定性を確認しました。4Ω//100nFまでは持ちこたえたのですが、負荷を100nFだけにしたところ発振してしまいました。出力端子に10Ω+220nFのダンパー回路を加えて発振を止めることができました。容量性負荷だけの状態で発振しないのが理想ですが、NFBのかかったアンプでは容量を増やしていくとどこかで必ず発振に至ります。アンプ固有の特性と腹をくくり、適当な所で見切りをつけて良いと思います。
負荷4Ω 出力1W(2Vrms) 周波数10KHz 10Ω+220nFダンパーあり
負荷4Ω//100nF 出力1W(2Vrms) 周波数10KHz 10Ω+220nFダンパーあり

負荷100nF 出力1W(2Vrms) 周波数10KHz 10Ω+220nFダンパーあり
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