KT88pp Version2 はじめに
今週からブログの名称が変更になっています。「Mobius電気電子工房」から、より地域密着型の?「金沢電気電子工房」という名称にしました。今後ともよろしくお願い致します。
ブログで紹介してきたKT88アンプですが、音楽鑑賞に耐えられるような音質ではありませんでした。出番がなくて、部屋の隅で肩身の狭い思いをしています。このまま終わったのではあまりに悔しいので、我が家の常用アンプになることを目指し一から見直しました。
前回の反省から、スタガ比の取り方を180度変更します。すなわち、「電力増幅段の周波数特性が最も悪く初段の周波数特性が最もよい」から「電力増幅段の周波数特性が最もよく初段の周波数特性が最も悪い」への変更です。これには、NFBを安定にかけるためにアンプ各段の周波数性を欲張らない、という意味合いもあります。
電力増幅段の周波数特性が最もよいということですから、カソードNFを採用して少しでも特性を上の方へ伸ばしたいと思います。目標は200KHz/−3dBですが難しいかもしれません。実験で確かめることにします。
電圧増幅段ですが、目標は電力増幅段より一桁下の20KHz/−3dBです。可聴帯域内でオーバオールのNFBが均等にかかるようにすることが必要で、できれば20KHz/−1dBにしたいのですが難しいかもしれません。
さらに、2段になっている回路構成を1段にならないかということも検討します。1段ですめば、NFBの安定度がよります方向に行くと思います。
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