KT88プッシュプルアンプ 板金加工(3)
KT88のソケットを取り付ける穴はΦ30です。今回はステップドリルではなくシャーシパンチを使いました。私が使っているのはHOZANのK−83です。今日はシャーシパンチを使った穴あけ作業の様子を紹介したいと思います。
まず、センターボルトを通すためにΦ10の丸穴をあけます。
私が使っている電気ドリルでは、ドリル径8mmぐらいが限界です。これ以上の径では振動が大きくなって危険になります。そのような時はステップドリルを使うと安全に作業ができます。以前は8mmより大きな穴をあけたい時はリーマを使っていたので、今はずいぶん楽になりました。
下の写真は、10mmの丸穴にセンターボルトを通しウスとカッターをセットしたところです。右下がカッターで左上がウスになります。
シャーシパンチの仕様はアルミで1.8mm以下となっています。穴を開けたいシャーシの厚みは2mmあるので、付属しているハンドルでは間に合いません。ハンドドリルの力を借りてハンドルの径を大きくし回転する力を増しています。
ネジ切ったところでです。ネジ切った瞬間にふっと力が軽くなります。
ネジ切った状態では、くり抜いた板金がウスとカッターの間に挟まっています。これを取り除きますが、厚い板ではなかなか取れなくて悪戦苦闘することがあります。
ウスの側に若干のバリが出ますから、穴がそのままケース外側に露出する場合には注意が必要です。
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