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2016/05/17

KT88プッシュプルアンプ 電源の設計(3)

(Ⅳ)B電源
 EL84アンプと同様にmaida regulatorを使用します。
シミュレーションから得られた値をもとに各素子の電力損失を見積もります。


Kt88_b


FET(SCT2450KE)の損失は、アイドリング時5W、最大出力時7.5Wと計算されました。次に熱計算を行い安全性を確認します。FETは電源ケースの底板に取付けることとします。





Kt88



電源ケースの底板には2個のFETを取り付けますから実際のジャンクション温度はもう少し高くなると予想されますが、それでも十分なマージンを持っていると言えます。

以下に、B電源の整流回路と安定化回路、タイマー回路の回路図を掲載します。




Power_b01_2

Power_b02



参考文献:
  佐藤荘太郎、汎用3端子レギュレータLM317を使って管球アンプ用高圧定電圧電源を作る、アイエー出版「ラジオ技術」、2007年6月号、p.57−62


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