KT88プッシュプルアンプ 電源の設計(4)
(Ⅴ)±75V電源と+55V電源
プラス側にはLM317、マイナス側にはLM337を使用します。使用するコンデンサは100V耐圧です。
以下に整流回路と安定化回路の回路図を掲載します。
(Ⅵ)±15V電源
maida regulatorを使用します。
マイナス電源は電流の向きが逆になり、3端子レギュレータがLM317からLM337に、FETがNチャンネルからPチャンネルになりますが動作原理はプラス電源と同じです。
シミュレーションから得られた値をもとに各素子の電力損失を見積もります。
FETの損失は、プラス側が4.8Wでマイナス側が3.7Wと計算されました。FETは電源ケースの側板に取付けることとします。
以下に、安定化回路の回路図を掲載します。
参考文献:
佐藤荘太郎、汎用3端子レギュレータLM317を使って管球アンプ用高圧定電圧電源を作る、アイエー出版「ラジオ技術」、2007年6月号、p.57−62
« KT88プッシュプルアンプ 電源の設計(3) | トップページ | KT88プッシュプルアンプ 構造実装設計 »
「KT88設計」カテゴリの記事
- KT88プッシュプルアンプ 構造実装設計(6)(2016.06.14)
- KT88プッシュプルアンプ 構造実装設計(5)(2016.06.10)
- KT88プッシュプルアンプ 構造実装設計(4)(2016.06.07)
- KT88プッシュプルアンプ 構造実装設計(3)(2016.06.03)
- KT88プッシュプルアンプ 構造実装設計(2)(2016.05.27)
コメント