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2016/05/20

KT88プッシュプルアンプ 電源の設計(4)

(Ⅴ)±75V電源と+55V電源
 プラス側にはLM317、マイナス側にはLM337を使用します。使用するコンデンサは100V耐圧です。
以下に整流回路と安定化回路の回路図を掲載します。


75v



75v_2



55v_2


(Ⅵ)±15V電源
maida regulatorを使用します。
マイナス電源は電流の向きが逆になり、3端子レギュレータがLM317からLM337に、FETがNチャンネルからPチャンネルになりますが動作原理はプラス電源と同じです。
シミュレーションから得られた値をもとに各素子の電力損失を見積もります。



15v



FETの損失は、プラス側が4.8Wでマイナス側が3.7Wと計算されました。FETは電源ケースの側板に取付けることとします。

以下に、安定化回路の回路図を掲載します。



15v_2




参考文献:
  佐藤荘太郎、汎用3端子レギュレータLM317を使って管球アンプ用高圧定電圧電源を作る、アイエー出版「ラジオ技術」、2007年6月号、p.57−62




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