我が家のオーディオシステム プリアンプ編
今回は我が家のプリアンプについて紹介したいと思います。
学生時代、金田式のプリアンプを自作し社会人になるまで数年間使っていました。雑誌記事の通りの部品を集めるのに随分苦労した記憶があります。音はどうだったかというと、これがよく覚えていないのです。自分で作ったアンプで聴いているという満足感でいっぱい、ということだったと思います。
社会人になってから買ったのがヤマハのC−50です。これは10年ちょっと使いました。1980年前後のヤマハには勢いがありましたね。デザインも良かったです。プリアンプでは、C−2のSNがそれまでのアンプと桁違いで、皆びっくりしたものです。回路は、ほとんどオペアンプの内部そのものといった感じでした。使用部品もオーディオマニア好み?のものを多く使っていて、影響を受けた自作派も多くいたように思います。
C−50が故障してしまったので、CR型の真空管フォノイコライザを製作し、三栄無線(店を閉めてから15年以上経ちます)のフェーダーBOXをつないで使っていました。CDが音源の中心になりつつあって、増幅段を持たないフェーダーBOXだけで十分、というかシンプルなので音が良いはずだと思っていました。
フェーダーBOXをしばらく使っていたのですが、音の鮮度は素晴らしいが音楽のノリがイマイチ、ということに気づき始めました。ちょうど良いタイミングで、アキュフェーズからリモコンで操作ができるプリアンプC−275が発売され、試聴もせずに思い切って購入しました。それでも、購入してから20年目を迎えた現在も使っているので、満足のいく音が出ているのだと思います。また、当時はまだ珍しかったリモコン操作ですが、今ではネットオーディオの利便性を享受するのに不可欠な機能になっています(椅子に座ったまま動かなくても良いと言う意味です)。
アキュフェーズの製品は5年保証で、ユーザー登録すると年賀状が毎年きます。また、保証期間が過ぎてもずっと修理が受けられます。これまで発表した全製品の部品を修理できるようにストックしているそうです。普通のメーカだと8年か9年ですよね。アキュフェーズの製品は高価ですが、買ったら一生使えるという安心感が背中を押してくれたような気がします。
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