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2015年12月

2015/12/29

我が家のオーディオシステム アナログプレイヤー編

 今回は我が家のアナログプレイヤーについて紹介したいと思います。


 中学〜高校で使っていたのが、パオイオニアのPL−12です。MMカートリッジが付いていて、2万円ぐらいだったと思います。アンプは自作したけれどもレコードを回す手段がないので音楽が聴けない、と親に無理を言って買ってもらった記憶があります。



 その昔、富山の福光駅前にオーディオショップがありました。そのショーウインドウにスタックスのUA-7が飾ってあって、中学生の私はその優雅な姿に一目惚れしてしました。いつか手に入れたいと思っていたのですが、実現したのは大学生になってからでした。ターンテーブルはソニーのTTS−6000を入手、とここまではアルバイト代でなんとかなったのですが、ケースのために残されたお金はわずかしかありません。鉛製の市販ケースが欲しかったのですが、仕方なく自作することにしました。サブロクの合板を購入して6枚に切り分けた後、ターンテーブルとトーンアームの穴をくり抜き、接着剤で張り合わせてなんとかプレーヤーシステムが完成しました。見てくれは悪かったのですが、重量があってハウリングマージンもバッチリでした。その後、20年近く使うことになります。




 プリアンプをアキュフェーズのC−275にしたタイミングで、PRO-JECT 6.1というオーストラリアのプレイヤーを購入しました。音楽ソースがCDになっていてアナログプレイヤーの稼動率は高くないという状況でしたから、雑誌で紹介されていたのを何も考えず買ったという感じです。回転数の切り替えはプーリで行う方式です。ターンテーブルに丸穴が開いていて、そこから指を突っ込んでベルトを動かすというヤンチャな作業になります。駆動は安定化されていないACモータなので、そのまま使うとよい音を得ることは難しいです。AC安定化電源は必須です。



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 カートリッジは、グレース、デンオン、オーディオテクニカと国産品ばかり使ってきましたが、今はSHUREのV15VxMRです。




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2015/12/25

EL84ppアンプ 板金加工(4)

 今回の穴あけは下記の通りです。
     Φ2    :   4
     Φ3.2  :  55
     Φ4.2  :   8
     Φ5    :   4
     Φ8    :  21
     Φ10   :  72
     Φ11   :   4
     Φ11.5 :   4
     Φ12   :   1
     Φ21   :   5
     Φ22   :   5
        角穴   :   1

       

加工に要した時間ですが、段取りの時間を除き、けがきに2時間、ポンチに1時間、2mm〜8mmの穴あけに4時間、10mm〜とヤスリがけ、バリ取りに3時間でした。



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               アンプ部上面パネル




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               アンプ部底面パネル



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               電源部上面パネル



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              電源部底面パネル



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               電源部側面パネル











2015/12/22

EL84ppアンプ 板金加工(3)

 ポンチでセンター位置を決めたら、次はドリルを使った穴あけです。私は、安価なワークベンチの上面だけを拝借し、これと電気ドリルスタンドを組み合わせ移動式のラックの上に固定して使っています。大きなものは難しいですが、今回のアンプケースぐらいだと楽勝です。
 本当はボール盤が欲しかったのですが、家族から却下されてしまいました。稼働率も低いですし、しょうがないですね。



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 よく言われていますが、いきなり大きな穴を開けようとしないで、面倒でも小さな径の穴から少しずつ大きくしていきます。切削油も必須です。私は2mm径のドリル刃から始めて、2mm刻みで大きくしていきます。板の厚みが1.5mm以上の時には1mm刻みにします。8mmより大きな穴はステップドリルを使います。これはとても便利な工具なので、超おすすめです。シャーシパンチも持っているのですが、切り口周辺に歪みが出てしまうのでΦ30以外はステップドリルを使うようになりました。Φ30より大きな穴を空けるために油圧パンチが欲しいと思うこともありますが、まだ未導入です。



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2015/12/18

EL84ppアンプ 板金加工(2)

 部品の配置が決まったら次はけがきです。完成後にけがき線が見えると興ざめですから、パネルの裏面に描きます。この時に便利なのが、松井精密工業のケガキゲージです。ノギスと同じ構造なので、0.1mmまで寸法出しができます。ホームページには墨付け工具と紹介されていますが、我々アマチュアの板金加工にも便利に使えます。おすすめです!



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 ボックス型のシャーシで上面パネルを取り外せない場合は、方眼紙の上に穴あけのポイントを鉛筆で書き込み、方眼紙をセロハンテープで貼り付けてその上からポンチを打ち込み穴の中心を決めていきます。

 けがきとポンチの作業は安定した定盤の上で行うのが正しいのですが、重くて大きな定盤を家庭内に持ち込むのは難しいです。また、錆止めを塗って表面を常にメンテナンスする必要があり面倒です。しかし、ポンチを打つ際に下が柔らかいと板金に歪みが出て最悪使えなくなってしまいます。必ず硬い金属の上で行うようにします。私はレールの廃材を使った金床を使っています。しかし、安定した平面でなく作業性も悪いので、ミニ定盤が欲しいと思っています。




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2015/12/15

EL84ppアンプ 板金加工

 部品の配置は、方眼紙の上に現物を置いて確認するのが一番です。バランスよく置けたら、その位置をマーキングします。方眼紙には上面パネルの線がひいてあるのですが、今回使ったタカチのケースは上面パネルがケース外枠より18mmほど小さいので、ケース外枠の角が方眼紙の原点になる様に書き入れています。



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 下記は部品位置をマーキングしたところに寸法を入れたものです。




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2015/12/12

EL84ppアンプ 使用部品(3)

 アンプ製作で頭を悩ませるのは、どのようなケースに実装するかです。ポピュラーなのは、タカチのOSシリーズとSRDSLシリーズですね。SRDSLシリーズは、かつて鈴蘭堂からSLシリーズとして販売されていたものを、鈴蘭堂が廃業する際にタカチが引き取り製品群に加えたものです。SLシリーズにはアイボリーに塗装された製品もあったはずですが、タカチには無いようです。私が実験用に使っているシャーシは、SLシリーズを使って作ったアンプの残骸です。


 今回のアンプには雑誌とかであまり使われていないものをと思い、タカチのFCシリーズを採用することにしました。幅が300mm、奥行き200mmのA4サイズで、電源部は高さ100mm、アンプ部は高さ38mmとしています。このケースには幅と奥行きを1mm単位で自由に設定できるFCSシリーズがあり、アンプ部はこれを使っています。


P7020250



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スピーカー端子も良いものがなかなか見つかりません。今回は、マルツで販売されているHD−530という製品を使いました。これは、かつてマランツの普及タイプのプリメインで使われていたものです。2個一組で¥944です。この端子の良いのは、オーディオテクニカの大型Yラグがそのまま入ることです。取っ手にも工夫がされていて、締め付けが強く行えるところもgoodです。


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私が常用しているのはワイヤーワールドのスピーカーケーブルなのですが、付属しているYラグはオーディオテクニカより一回り大きくHD−530には入りません。とほほ...です。仕方が無いので、外側の透明ケースをノコギリで切断し、下側の半分だけを使うことにしてなんとか差し込めるようになりました。加工した跡が少し痛々しいです。




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2015/12/08

EL84ppアンプ 使用部品(2)

 下の写真は300V電源と32V電源に使用するプリント基板と実装部品です。



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(Ⅰ)抵抗
1Wより小さい抵抗は、KOAの金属皮膜抵抗を使用しました。1W以上はタクマン電子の酸化金属皮膜抵抗です。可変抵抗はコパルのRJ−13P型が実装できるようにしてありますが、調整後は固定抵抗に置き換えるつもりです。



(Ⅱ)コンデンサ
300V系ですが、整流回路の電解コンデンサにはニチコンのKXシリーズを使用しました。オーディオ品となっていますが、データシートを見るとオーディオ機器スイッチング電源用となっています。安定化回路の出力コンデンサには日本ケミコンのKMGシリーズを用いました。フィルムコンデンサはルビコンのポリプロピレンMPSシリーズです。
タイマー回路のコンデンサにはセラミックを使っています。時間設定には容量の大きなコンデンサが必要になりますが、電解やタンタルは使いたくないです。



(Ⅲ)半導体
整流用のダイオードは、300V系にサンケンのRH−4Fを、32V系に同じくサンケンのRL2Zを使いました。できるだけ逆回復時間の短いものを選んでいます。安定化回路にはロームのSiC_FETのSCT2450KEを使いました。この石を使った理由は、ジャンクション温度の最大定格がシリコンFETより大きいことです。
タイマー回路の出力には600V耐圧の東芝製FETを用いました。秋月から安価に入手できます。555はCMOSタイプで定数設計を行いました。フォトカプラは変換効率の高いダーリントンタイプです。



以下に部品一覧を載せます。




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2015/12/05

EL84ppアンプ 使用部品

 下の写真はアンプ基板と実装部品です。


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(Ⅰ)抵抗
オーディオ用として色々売られていますが、正直言ってどれが良いのかわかりません。入手性が良くて価格も手頃なので、タクマン電子の金属皮膜抵抗REYシリーズを使いました。1/4Wから1Wまであります。1Wを超える抵抗は、酸化金属皮膜抵抗を使っています。可変抵抗は多回転タイプが使いやすいです。アンプ部にはコスモスのGV6シリーズを使っています。これは2回転ですが、コパルのTM-7EPだと3回転です。10回転以上の製品もありますが、調整値を大きくずらしたい時に少しイライラします。


(Ⅱ)コンデンサ
パスコンは電解コンデンサとセラミックコンデンサです。電解にはニチコンのFGシリーズを使いました。信号が行き交うところにはポリプロピレンコンデンサを使いたいと考えています。今回使ったのは、日精電機のAPSシリーズとアムトランスのAMCHシリーズです。ただ、100Pより小さい値はありませんので、そのような値が必要な場合はマイカを使うようにしています。


(Ⅲ)その他
端子台にはオムロンのXW4シリーズを使っています。この端子台はより線用と考えて良いと思います。サトウパーツにも同様の端子台がありますが、これは単線または棒端子用です。より線を使うとポロポロと切れてしまうことがあります。



以下に部品一覧を載せます。




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2015/12/01

我が家のオーディオシステム プリアンプ編

 今回は我が家のプリアンプについて紹介したいと思います。


C275t


 学生時代、金田式のプリアンプを自作し社会人になるまで数年間使っていました。雑誌記事の通りの部品を集めるのに随分苦労した記憶があります。音はどうだったかというと、これがよく覚えていないのです。自分で作ったアンプで聴いているという満足感でいっぱい、ということだったと思います。


 社会人になってから買ったのがヤマハのC−50です。これは10年ちょっと使いました。1980年前後のヤマハには勢いがありましたね。デザインも良かったです。プリアンプでは、C−2のSNがそれまでのアンプと桁違いで、皆びっくりしたものです。回路は、ほとんどオペアンプの内部そのものといった感じでした。使用部品もオーディオマニア好み?のものを多く使っていて、影響を受けた自作派も多くいたように思います。


 C−50が故障してしまったので、CR型の真空管フォノイコライザを製作し、三栄無線(店を閉めてから15年以上経ちます)のフェーダーBOXをつないで使っていました。CDが音源の中心になりつつあって、増幅段を持たないフェーダーBOXだけで十分、というかシンプルなので音が良いはずだと思っていました。


 フェーダーBOXをしばらく使っていたのですが、音の鮮度は素晴らしいが音楽のノリがイマイチ、ということに気づき始めました。ちょうど良いタイミングで、アキュフェーズからリモコンで操作ができるプリアンプC−275が発売され、試聴もせずに思い切って購入しました。それでも、購入してから20年目を迎えた現在も使っているので、満足のいく音が出ているのだと思います。また、当時はまだ珍しかったリモコン操作ですが、今ではネットオーディオの利便性を享受するのに不可欠な機能になっています(椅子に座ったまま動かなくても良いと言う意味です)。



Pbc275p




  アキュフェーズの製品は5年保証で、ユーザー登録すると年賀状が毎年きます。また、保証期間が過ぎてもずっと修理が受けられます。これまで発表した全製品の部品を修理できるようにストックしているそうです。普通のメーカだと8年か9年ですよね。アキュフェーズの製品は高価ですが、買ったら一生使えるという安心感が背中を押してくれたような気がします。




C275b








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