EL84ppアンプ 板金加工(2)
部品の配置が決まったら次はけがきです。完成後にけがき線が見えると興ざめですから、パネルの裏面に描きます。この時に便利なのが、松井精密工業のケガキゲージです。ノギスと同じ構造なので、0.1mmまで寸法出しができます。ホームページには墨付け工具と紹介されていますが、我々アマチュアの板金加工にも便利に使えます。おすすめです!
ボックス型のシャーシで上面パネルを取り外せない場合は、方眼紙の上に穴あけのポイントを鉛筆で書き込み、方眼紙をセロハンテープで貼り付けてその上からポンチを打ち込み穴の中心を決めていきます。
けがきとポンチの作業は安定した定盤の上で行うのが正しいのですが、重くて大きな定盤を家庭内に持ち込むのは難しいです。また、錆止めを塗って表面を常にメンテナンスする必要があり面倒です。しかし、ポンチを打つ際に下が柔らかいと板金に歪みが出て最悪使えなくなってしまいます。必ず硬い金属の上で行うようにします。私はレールの廃材を使った金床を使っています。しかし、安定した平面でなく作業性も悪いので、ミニ定盤が欲しいと思っています。
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